鉄則!企画書は「1枚」にまとめよ
posted with amazlet at 09.02.21
パトリック・G. ライリー
阪急コミュニケーションズ
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おすすめ度の平均:
1枚にまとめるやり方が具体的に書かれている素晴らしい本だった企画書 より 企画 の本として使える
企画書だけでなく、企画書立案作業ステップにが解る
シンプルで非常にわかりやすい
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企画書本といえば、図解をすすめるものが多いと思うのですが、図解礼讃的考えについて私はちょっと懐疑的です。
もちろん、図解能力のある人が、しっかりした図解をした場合は、とても効果的ですが、中途半端な図の場合、かえってわかりにくくなってしまうこともあると感じるのです。
そもそも図というのは、図を読む側の人にその図を読みこなせるだけのスキルがなければ役に立ちません。(極端な例ですが、設計「図」は設計図を読めない人には役立ちません。)
企画書を作成する側からすると、わかりやすい図解をするためには、それ相応のスキルと時間と手間が必要になります。
そんなわけで私は、盲目的図解礼讃な考えには懐疑的です。
本書はそんな巷にあふれる図解礼讃企画書本ではありません。
本書では、図解は不要、必要な項目を簡潔に数行で、合計1枚にまとめよ、と説きます。
本書であげられている必要な項目は、
- タイトル
- サブタイトル
- 目的
- サブ目的
- 理由
- 予算
- 現状
- 要望
この方法で実際に企画書を作成してみると、図解で行おうとした場合よりも必要な時間は圧倒的に少なくて済みます。
そもそもここにあげられた8項目は、企画書・提案書・説得用プレゼンに必要なものです。
数ページにわたる提案書やプレゼン資料を作るような場合にも、本書を参考に1枚企画書を作成しておいて、その後膨らませるという手法は効果的に感じます。
企画書や提案書、説得用のプレゼン資料作成に、いつも時間がかかって仕方ないという方は、一度本書の方法を試してみてはいかがでしょう。
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