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「チカッパ!」「ロリポップ!」などのレンタルサーバーを運営している、株式会社paperboy&co.の家入一真社長の自伝です。
お世辞にも、文章は上手いとは言えません。
プロローグなんて、そのあまりのダサさ加減に、いきなり読むの止めようかと思ったくらいです。
でも、、、目頭を熱くしながら、一気に読み切ってしまいました。
上手くはない不器用な文章だからこそなのか、読み進むにつれ妙なリアリティが感じられてきます。
家入社長より14も年上の私には、彼の過ごしてきた時代は勿論思い出すことが可能で、自分が思い出すことのできるあの時間にこういう生き方をしていた少年がいたことを思うと、涙が滲んできてしまいます。その描かれている世界はほとんど映画のようで、もう十分豊かになったと思っていた日本の1980-90年代にこんな生活があって、その少年に比べれば自分がとても幸せに過ごさせてもらってきた事実に愕然とさせられます。
西日本新聞配達員時代の、今より随分細身の家入社長のちょっと照れたような写真には、「君はがんばったんだね」と声をかけたくなりました。
現在、私はペパボのサーバーを合計4つ借りてるんですが、ちょっと解約し辛い気分になっちゃってます。このサイトの転送量が多いので、引っ越し等の対策を考えないといけない状況なのに。。。
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