技術評論社 (2004/07/06)
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Word入門
SEじゃなくてもお勧め
中身が非常に良く、マーケティング的にもなかなか面白いところを狙ったのに、タイトルでちょっと失敗してしまった書籍をご紹介しましょう。
Amazonのレビューは賛否両論の見本と言っていい状態です。
★☆☆☆☆から
★★★★★まで
見事に評価が分かれています。
★1つの人というのは、おそらく中身を一切確認することなくタイトルだけで、SE向けの仕様書をまとめるための理論・技術が記載されていることを期待して購入された方でしょう。
そういう方が★1つにしてしまうのは当然です。
全238ページのうち、仕様書について記述されているのはP10〜P26だけなのですから。この本が主にページを割いているのは、Wordの実践的な操作方法です。
そのことを知った上で購入している方はAmazonでも高い評価をしているようです。私も書店で中身を見て、Wordの具体的操作方法がうまくまとめられていることを確認して購入しました。
実践的なテクニックが、見開きまたは4ページで簡潔にまとめられているのですが、私が特にいいなと思っているのは、タイトルの下にある10行ほどの導入部分です。
ここにはそのテクニックを、どういう場面で使うのかといったことが記載されています。
これによって読者が具体的な利用シーンを連想することができ、そのあとの操作説明をよりわかりやすくしているように思えます。
この手法って上手いインストラクターの方なら、インストラクション時に行っていることと同じで、この意味ではインストラクターの方向けのネタ本としても使えるんじゃないかと思っています。
私もWordの初心者・中級者向けのセミナーを行う前にパラパラと本書をめくってみて、ヒントを得られることは少なくありません。
Amazon.co.jp → 「稼げるSEになるための 仕様書 ・提案書作成入門」
楽天ブックス → 「稼げるSEになるための 仕様書 ・提案書作成入門」
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