このサイト「インストラクターのネタ帳」は、もちろん英語学習についてのサイトではありませんが、以前ご紹介した「東大生が書いた つながる英文法」は結構な数売れています。実は。
多くの方が、英語学習に対して興味・関心を持っていることを実感させられます。
その紹介記事の中で、
「英語学習中の私としては、このマインドマップを展開した、本書に続く高校英語文法書を著者に期待したいです。」
と書いていたのですが、本当にその続編が発売されました。
ディスカヴァー・トゥエンティワン
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英文法のイメージが変わる!
私的には、
キタ━━━━(゜∀゜)━━━━ッ!!
という感じです。
本の構成・構造は、もちろん前作を踏襲しています。
前作同様、インストラクショナル・デザインのとてもいい例で、テキストなどを作る際に、何かを教えるときの流れを作る際に、とても参考になります。
章や講のはじめに高校英文法の全体像を示すマインドマップが描かれ、その章・講ではその中のどの部分を何のためにやるのかが明らかにされ、章・講の最後には重要事項が1〜2ページ程度にまとめられています。
わかりやすくという姿勢は、個々の説明に関してもいえます。
例えば、仮定法についての説明です。
なぜ仮定法が過去形なのかという解説です。
著者は、そもそも過去形がどんなニュアンスを表しているものなかを説明して、その上で、だから、仮定法は過去形になっているという説明をしています。その説明は私にとってなるほど感のとても強いものです。
更にその説明は英会話で必須の
「Would you 〜」
とう表現で、なぜ「will」の過去形の「would」が使われているのかにもつながっていきます。
具体的にどんな風に説明されているかは、是非、本書をお手にとってご確認ください!