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日本では昨年あたりから、「ロングテール」「ロングテール現象」という言葉をよく耳にするようになりました。
従来マーケティングなどの世界でよく言われてきた、上位20%の売れ筋商品の売り上げが全体の80%を占めるといった「パレートの法則」「80対20の法則」に相対する概念です。
売れ筋ではない商品の売り上げが、売り上げ全体の大きな部分を占めるといった現象で、縦軸に売上高、横軸に商品名をとった売り上げのグラフを作成したときに、右に長い尻尾(Long Tail)が伸びるようなグラフとなるため、「ロングテール」と呼ばれています。
そんなロングテールについてまとめられているのが本書です。
まず、ロングテールとは何か、なぜこの現象が見られるようになってきたのかということが第1章で述べられ、第2章・第3章では実務で具体的に何をすればいいのかが、戦略面・戦術面で語られています。また、第4章ではロングテールが活かされているいくつかの実例があげられています。
ロングテールだけではなく、ITを利用したマーケティングに興味のある方におすすめしたい一冊です。
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