グラフには大きく分類すると2種類の用途があります。
- 誰かに見せるためのグラフ
- 考える道具としてのグラフ
「他人にデータの特徴をわかりやすく伝えるためと、グラフ表現を用いて自分がデータについて理解を深めるため」
と表現されています。
誰かに見せるためのグラフというのはほとんどの方が理解してらっしゃるはずですが、考える道具としてのグラフについては、意識してらっしゃらない方が少なくない印象があります。
Excelの参考書類でも、誰かに見せるためのグラフについて記述されているものは多いですが、考える道具としてのグラフについては最近増えつつあるとは言え、まだまだ少ないと感じています。
しかし実際のビジネスでは、考える道具としてグラフを使いこなせることの方がより重要だと思うのです。
誰かに見せるためのグラフを作れる人と、考える道具としてのグラフを使いこなせる人とでは、前者の方が代わりの人をみつけやすいでしょうから。
そんな考える道具としてのグラフを作る機能が、Excel 2007では増えるようです。
条件付き書式に「データ・バー」というスタイルが増え、これによってグラフ機能を利用したグラフを作成しなくても、ワークシート上に簡単なグラフを作成できるようなのです。
「Conditional Formatting – overview of what we did, and what's a "data bar"?」
現行のバージョン2003までのExcelでは、REPT関数を使ってワークシート上に簡単な横棒グラフを作ることができるわけですが、データ・バーを利用した新しい方法ではそれよりもよりキレイな簡易グラフを作ることができるようです。
各種制限値の引き上げ、新しいワークシート関数とあわせて楽しみな機能です。
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