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COUNTA関数とIF関数で指定範囲のセルがすべて空白なら空白にする

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel(バージョン2209 ビルド15629.20156 Microsoft Store)

「a1からa10まで空白なら空白にする数式」
という検索キーワードでアクセスがありました。

いずれかの表計算ソフトで、A1:A10セルのすべてが空白だったときに空白にするには、どのような式にすればいいのかを調べていらしたのでしょうか。

さまざまな書き方が可能ですが、COUNTA関数とIF関数を使った式は、理解しておくほうが良さそうに思えます。

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指定範囲の全セルが空白なら空白にするサンプル

具体的には以下のような式です。

操作概要:指定範囲のすべてのセルが空白ならば空白にする
※A1:A10セルの全セルが空白のとき空白を、空白でないセルが1つでもあれば文字列「空白でないセルがあります」を、A11セルに表示する例
A11セルに
  =IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", "空白でないセルがあります")
と入力する

COUNTA関数は、引数に指定されたセル範囲で、空白ではないセルの個数を返してくれます。

=IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", … の意味

IF関数の第1引数で、引数にA1:A10セルを指定したCOUNTA関数の戻り値を、

=IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", "空白でないセルがあります")

0と比較して、

=IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", "空白でないセルがあります")


その結果がTRUEならば、IF関数の第2引数で空白文字列が返され空白になります。

=IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", "空白でないセルがあります")

Excelで0はFALSEとして扱われるが…

Excelでは、数値の0は論理値のFALSE、0ではない数値はTRUEとして扱われるので、先ほどの、

=IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", "空白でないセルがあります")

は、実は以下のような書き方も可能です(一応)。

=IF(COUNTA(A1:A10), "空白でないセルがあります", "")

論理値やIF関数を熟知した方ばかりが使うワークシートならば、この書き方でもイイのでしょうが、一般的には先ほどの

=IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", "空白でないセルがあります")

のように、0との比較演算を行う式をIF関数の第1引数に指定するほうが良さそうに思えます。

最終更新日時:2022-10-21 13:48

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