ワイルドカードを使えばCOUNTIF関数で「○○を含む」といったカウントをできることをご紹介しました。
この方法を知った方からは、
「セルを参照して、○○を含むのカウントはどうやったらいいのでしょうか?」
といったご質問をいただくことがあります。
「=COUNTIF(C11:C20,"*右*")」
という数式で「右」という文字を含むセルをカウントできるわけですが、他の文字を含むセルを数えたいときには「"*右*"」の部分を修正しなければなりません。
様々な文字を指定してセルをかぞえたいときに、いちいち数式を修正するのは手間です。
そのため、
「セル参照でカウントしたい」
という要望をいただくわけです。
例えば、
C11:C20セルから「右」という文字を含むセルをカウントするには、
「=COUNTIF(C11:C20,"*右*")」
という数式にすればいいので、
B2セルに入力された文字をカウントしようとして
「=COUNTIF(C11:C20,"*B2*")」
という数式を入力してしまうのが、多くの方がやってしまうミスです。
「=COUNTIF(C11:C20,"*B2*")」
という数式では
B2セルに入力された文字ではなく、
「B2」という文字を含むセルをカウントしてしまいます。
※C11:C20セルからB2セルに入力された文字を含むセルをカウントする例 「=COUNTIF(C11:C20,"*" & B2 & "*")」
という数式を入力する
文字をつなげる文字列連結演算子「&」で、「"」(ダブルクォーテーション)で括られたワイルドカードとセルとを結合するわけです。
それが第2引数
「"*" & B2 & "*"」
です。
B2セルの文字ではじまるセルをカウントするなら第2引数を
「B2 & "*"」と指定して
「=COUNTIF(C11:C20,B2 & "*")」、
B2セルの文字でおわるセルをカウントするなら第2引数を
「"*" & B2」と指定して
「=COUNTIF(C11:C20,"*" & B2)」
といった数式にします。
▼サンプルファイル(003189.xls 52KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「COUNTIFで○○を含む-セル参照」シートの、C2・C4・C6セルに上記の各数式が入力してありますのでご確認ください。
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