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「a1からa10まで空白なら空白にする数式」
をきっかけにして、指定した範囲のセルがすべて空白なら空白にする、COUNTA関数とIF関数を使った式をご紹介しました。
最近のExcelならば、CONCAT関数とIF関数を使う方法も考えられます。
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指定範囲の全セルが空白なら空白にするサンプル
以下のような式です。
▼操作概要:指定範囲のすべてのセルが空白ならば空白にする
※A1:A10セルの全セルが空白のとき空白を、空白でないセルが1つでもあれば文字列「空白でないセルがあります」を、A11セルに表示する例
A11セルに
=IF(CONCAT(A1:A10)="", "", "空白でないセルがあります")
と入力する
※A1:A10セルの全セルが空白のとき空白を、空白でないセルが1つでもあれば文字列「空白でないセルがあります」を、A11セルに表示する例
A11セルに
=IF(CONCAT(A1:A10)="", "", "空白でないセルがあります")
と入力する
=IF(CONCAT(A1:A10)="", "", …の意味
CONCAT関数は、引数に指定されたセル範囲等の文字列を連結してくれます。
上記の式では、A1:A10セルの文字列をすべて連結した文字列と
=IF(CONCAT(A1:A10)="", "", "空白でないセルがあります")
空白文字列(ダブルクォーテーション2個)を比較して、
=IF(CONCAT(A1:A10)="", "", "空白でないセルがあります")
同じであれば、空白文字列を出力しています。
=IF(CONCAT(A1:A10)="", "", "空白でないセルがあります")
COUNTA関数を使う式とは空白の判定が異なる
ご紹介済みの、COUNTA関数を使った
=IF(COUNTA(A1:A10)=0, "", "空白でないセルがあります")
と今回のCONCAT関数と使う式とでは、
=IF(CONCAT(A1:A10)="", "", "空白でないセルがあります")
空白の判定が微妙に異なります。
COUNTA関数の場合、A1:A10セルのいずれかに
=""
のような式の結果として空白になっているセルがある場合、そのセルは空白とはみなされません。
それに対し、今回のCONCAT関数を使った場合は、式の結果としての空白も空白と判定してくれます。
最終更新日時:2022-10-21 13:46
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