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COUNTIF関数で「○○以上かつ××以下」の指定

対象:Excel97, Excel2000, Excel2002, Excel2003, Excel2007

COUNTIF関数で「○○以上」「○○以下」といった条件を指定してセルをカウントする方法をご紹介しました。

同じような質問ですが、
「COUNTIF関数で「○○以上××以下」といった条件を指定してカウントするにはどうしたらいいのでしょうか?」
といったご質問をいただくこともあります。

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先日のネタでは、
「○○以上」
「○○以下」
といった条件をを単独で指定する方法をご紹介しました。

「COUNTIF関数で○○以上××以下といった条件を指定するには?」
というご質問は、
「○○以上」かつ「××以下」
というAND条件で複数条件指定するにはどうしたらいいのか、というご質問です。
▼操作方法:COUNTIF関数で「○○以上かつ××以下」という条件でカウントする
※C11:C20セルで「30」以上「39」以下のセルをカウントする例
  =COUNTIF(C11:C20, ">=30") - COUNTIF(C11:C20, ">39")
という数式を入力する

「○○以上」かつ「××以下」
という条件ですから、COUNTIF関数の第2引数にAND条件を指定すればいいと考え、AND関数を第2引数内で使おうとする方もいらっしゃいますが、それではダメです。

AND関数は引数に指定された論理式がすべて真のときにTRUEを返す関数で、COUNTIF関数で「○○以上」かつ「××以下」というAND条件を指定するのには使えません。

「○○以上」かつ「××以下」
という条件に合致する個数は、
「○○以上」という条件に合致する個数から
「××を超える」という条件に合致する個数を引き算した個数
と同じです。

考え方を納得した方がついやってしまう間違いがあります。
「30以上」という条件に合致する個数から
「39以上」という条件に合致する個数を引き算した個数にすればいいと考えて
  =COUNTIF(C11:C20, ">=30") - COUNTIF(C11:C20, ">=39")
としてしまいがちです。

「30以上」かつ「39以下」
という条件でカウントした個数は、
「39以上」という条件に合致する個数から
「39を超える」という条件に合致する個数を引き算した個数ですから
  =COUNTIF(C11:C20, ">=30") - COUNTIF(C11:C20, ">39")
とする必要があります。

計算式
  =COUNTIF(C11:C20, ">=30") - COUNTIF(C11:C20, ">39")
の、「39」の直前にある比較演算子をよく注意してください。

▼サンプルファイル(003195.xls 46KByte)ダウンロード

サンプルファイルでは、上記の例のほかに、
「30歳以上」
「39歳以上」
「39歳を超える」
という条件で個数をカウントする数式をそれぞれ入力してあります。

C2セルに入力した数式を、
  =COUNTIF(C11:C20, ">=30") - COUNTIF(C11:C20, ">=39")
から
  =COUNTIF(C11:C20, ">=30") - COUNTIF(C11:C20, ">39")
に変更してみてどのような値が返されるか、実際のデータがいくつなのかカウントしながらご確認ください。

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