平均と言ったときにもっともメジャーな算術平均を求めるAVERAGE関数の他に、幾何平均を求めるGEOMEAN関数、調和平均を求めるHARMEAN関数がExcelで用意されていることをご紹介しました。
その他平均については、異常値を除いて平均を求めるという考え方もあります。
スポーツで審査員が採点をするタイプの競技がありますが、その際審査員のつけた得点の中で最高点・最低点を除いた平均をとるものがあります。これも異常値を除くという観点で採用されている採点方法でしょう。
TRIMMEAN関数
TIMMEAN関数では引数は2つ、
第1引数に平均を求める元の数値を、
第2引数に平均を求める元の数値から除外したい比率を小数値で指定します。
例えば元の数値が100個あったときに、第2引数で「0.2」を指定すると、最大値から10個、最小値から10個のデータをそれぞれ除いた80個のデータの平均が求められます。
除外するデータの個数数が奇数個や小数値を含む場合については、ヘルプに以下の記述があります。
「排除されるデータ数が奇数または小数点以下の値を含む場合、切り捨てられて最も近い 2 の倍数 (偶数) にされます。たとえば、データの総数が 30 個で割合に 0.1 を指定すると、排除されるデータ数は 30×0.1 = 3 となりますが、実際の計算では、データの上限から 1 個、下限から 1 個の合計 2 個のデータだけが対象から排除されます。 」(Excel 2003のヘルプより)
- Newer:リクルート流仕事ができる人の原理原則
- Older:パワポの元に戻せる回数は?
Home » Excel(エクセル)の関数・数式の使い方 » 統計 » 異常値を除いた平均値−TRIMMEAN関数