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2番目・3番目の値を調べる−LARGE関数・SMALL関数

対象:Excel97, Excel2000, Excel2002, Excel2003, Excel2007

最大値を取得するMAX関数、最小値を取得するMIN関数はとても簡単な関数で、インストラクションを行っても、MAX関数・MIN関数そのものについてはご質問をいただいた記憶はほとんどありません。

しかし、最大値や最小値の取得に付随した質問で
「2番目や3番目の値を取得するにはどうすればいいのですか?」
「2番目に大きい値や小さい値も、MAX関数やMIN関数で調べられるのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。

2番目に大きい・小さい値を取得するLARGE関数・SMALL関数

MAX関数は1番目に大きい値を取得し、MIN関数は1番目に小さい値を取得する関数ですから、2番目以降の値を取得するには、別の関数を利用するのが簡単です。

LARGE関数とSMALL関数です。

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LARGE関数は、指定したデータの中からn番目に大きな数値を取得
SMALL関数は、指定したデータの中からn番目に小さな数値を取得
する関数です。
▼操作方法:2番目に大きな値を取得する
※C2:C11セルに数値が入力されているときに、F3セルに2番目に大きな数値を取得する例
F3セルに
  =LARGE(C2:C11,2)
という数式を入力する

MAX関数やMIN関数は、セル範囲を指定したりデータを指定すれば、その中から最大値・最小値を取得できましたが、LARGE関数やSMALL関数では元のデータと何番目の値を取得するのかという数値を引数に指定します。

上記の例は、LARGE関数に、C2:C11セルの中から、2番目の値を取得しなさいという指示を与えています。

n番目に大きい・小さい値を取得したい場合

C2:C11セルから
3番目に大きな値を取得するのなら
  =LARGE(C2:C11,3)
4番目に大きな値を取得するのなら
  =LARGE(C2:C11,4)
と記述します。

また
  =LARGE(C2:C11,1)
と指定すれば
  =MAX(C2:C11)
と指定したのと同様、1番目に大きな値=最大値を取得できます。

n番目に小さな値を取得するSMALL関数も引数の指定方法はLARGE関数と同じで、
  =SMALL(C2:C11,2)
なら2番目に小さな値が取得され
  =SMALL(C2:C11,1)
なら、
  =MIN(C2:C11)
と指定したのと同様、1番目に小さな値=最小値を取得できます。

最終更新日時:2019-04-25 12:20

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