先日このサイトで、
「エクセル 関数 引数とは」
といった検索が行われているのを見かけました。
ウィキペディアの「引数」には以下のような説明があります。
引数(ひきすう)とは、プログラミング言語においてサブルーチンを呼び出すときに、そのサブルーチンを実行するために渡す値と、その渡された値に名前を付け、サブルーチン内で変数として扱えるようにしたもののことで、仮引数と実引数の総称である。なお、よく間違えられるが「いんすう」は誤りである。
「引数」の説明としては正しいのでしょうけれど、
「エクセル 関数 引数とは」
という検索をしている方にとっては、ほとんど理解不能な日本語でしょう。かろうじて、「いんすう」じゃなくて「ひきすう」と読むんだな、ということがわかるくらいでしょうか。
関数の引数とは
「エクセル 関数 引数とは」
という検索をしてらっしゃる方向けならば、
計算を行う際に関数に指定しなければならないもの
関数名の後ろの()内に指定する
何を指定するかは関数によって異なる
といった説明になるでしょうか。
引数の例
Excelのもっとも基本的な関数に、合計を求めるSUM関数があります。
SUMという関数名で、合計することはわかりますが、何を合計するのかはSUMだけではわかりません。何を合計するのかをSUMの後ろの()の中に指定します。
「SUM(A1:A10)」ならA1セルからA10セルまで全部を合計しなさいという意味になり、
「SUM(A1,A3,A5)」なら、A1セルとA3セルとA5セルを合計しなさいという意味になります。
この「SUM(A1:A10)」「SUM(A1,A3,A5)」の
「A1:A10」や「A1」「A3」「A5」が
「引数」(ひきすう)です。
ここであげたSUM関数や、平均を求めるAVERAGE関数や、数値の入力されているセルをカウントするCOUNT関数などの場合は、引数には数値やセルを指定しますが、まったく違う引数を指定する関数も多数あります。
例えば、順位を求めるRANK関数の第3引数には「0」か「0」以外の数値を指定しますし、表を検索して何等かの値を取得するのに利用するVLOOKUP関数の第4引数には「TRUE」か「FALSE」を指定します。
どの関数にどんな引数を指定するのかは、Excelのヘルプを調べたり、関数のヒントを参考にしたり、[関数の挿入]ダイアログから関数を挿入したときや関数名入力後に[Ctrl]+[A]キーを押すと表示される、[関数の引数]ダイアログを利用するとわかります。
最終更新日時:2018-09-23 15:15
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