Excelで達成率を計算する方法についてご紹介しました。
達成率を求めるには単純に割り算をすればいいということと、Excelについて何らかの疑問が出てきたときに、なんでもかんでも「関数」というキーワードを追加して検索する癖を治すべきだということをお伝えしました。
達成率計算とよく似ていますが、
「増加率を計算する関数は何ですか?」
「増加率を求めるには何と言う関数を使えばいいのでしょうか?」
といったご質問をいただくこともあります。
このサイトで
「増加率 関数 エクセル」
といった検索が行われていることもあります。
これもやっぱり「関数」などというキーワードをつけるべきではありません。
増加率計算に関数は必要ありませんから、Excelで増加率を計算する方法が記述してあるページであっても、「関数」というキーワードは含まれていないことが十分あり得ます。
「増加率 関数 エクセル」
という検索をした場合、基本的にはこの3つのキーワードをすべて含んだページがヒットするわけですから、「関数」というキーワードを含んでいない、Excelでの増加率計算方法について記述されているページはヒットしなくなってしまうからです。
で、
増加率は、増加した量を増加前の量で割れば計算できます。
数式にすれば、
増加率=増加した量÷増加前の量
です。
更に、増加した量は増加後の量から増加前の量を引くことで計算できますから、
増加率=増加した量÷増加前の量
という計算式は、
増加率=(増加後の量−増加前の量)÷増加前の量
と表すことができます。
Excelで増加率を計算する場合、この数式をExcel型の数式にすればいいわけです。
※B2:B5セルに増加前の値、C2:C5セルに増加後の値が入力されているときに、D2:D5セルに増加率を計算する例 D2セルに「=(C2-B2)/B2」という数式を入力
↓
D2セルをパーセント書式を設定
↓
D2セルをD5セルまでコピー
D2セルに入力した数式
「=(C2-B2)/B2」
が、増加率を求める計算式
「=(増加後の量−増加前の量)÷増加前の量」
をExcel形式にした数式です。
▼サンプルファイル(003274.xls 34KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「増加率計算」シートには、パーセント書式を設定していない状態、「パーセント書式」シートには上記の手順どおりパーセント書式を設定した例を作成してありますのでご確認ください。
しつこいようですが、
Excelで疑問が出てきたときに無自覚に「関数」というキーワードを追加して検索する癖は、早く治すことをおすすめします。
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