Excelを使いこなしている方にとってはちょっとビックリするようなご質問を、Excelを自己流で使おうとしている方からいただくことがあります。
その代表とも言える質問は、
「円グラフを作らずにパーセントを計算したいのですが．．．？」
「パーセンテージを計算するにはどうすればいいですか？」
じゃないかと、私は思っています。
このサイトの検索ログにも、
「パーセントの出し方」
「パーセントの求め方」
「％ 計算方法」
といったキーワードが、多数、残っています。
インターネットを使って自分で疑問点を調べようという意欲は、とてもとてもいいことだとは思うのですが、こういった疑問があるレベルの方は、Excelの入門書を一冊斜め読みした方が、時間効率の面からいいんじゃないかと、私は思っています。
今や500円程度の入門書もあるのですから。
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知らないのに、エクセルで仕事しなくちゃならないときにありがたい本 図解多し・文字が大きい中高年初心者に打て付け！！パーセントは、あるデータの全体に対する割合を示した値ですから、合計値で割り算をすれば算出できます。
※C3:C6セルに数値が入力されているときに、C7セルに合計、D3:D7セルにパーセントを計算する例 C7セルに「=SUM(C3:C6)」という計算式を入力
↓
D3セルに「=C3/$C$7」という計算式を入力
↓
D3セルが選択された状態で、
［書式設定］ツールバー−［パーセントスタイル］ボタンをクリック
↓
D3セルをD7セルまでコピー
▼サンプルファイル（002401.xls 16KByte）ダウロード
パーセント計算で、Excel固有の難しい点と言えば、合計値のセル参照を絶対参照にする点です。
D3セルだけに、C3セルのパーセントを計算するのならば「=C3/C7」という相対参照のままでもOKですが、コピーをするため、分母の参照先が変わらないように「=C3/$C$7」という絶対参照にしています。
上記のように合計値をいずれかのセルに計算しておいてから、パーセント計算をする方が簡単ですが、合計値をワークシート上に表示する必要がないのであれば、「=C3/SUM(C3:C6)」のようにパーセント計算の割り算の中に、合計の計算を含めてしまってもOKです。
この場合も、コピーをするのであれば「=C3/SUM($C$3:$C$6)」と、分母を絶対参照にして、参照先のセルを固定してやってください。
サンプルファイルのE3:E6セルでは、その計算例を行ってありますので、併せてご覧ください。
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