最近のExcelでは、下図のようにIMAGE関数を使ってネット上の画像をセル内に簡単に表示することができます。
上図の場合A1セルにはインターネット上に存在する画像ファイルのURLが入力されています。
ちなみにIMAGE関数の使い方は、こちら↓のページがわかりやすそうです。
IMAGE関数でローカルの画像ファイルは表示できない
便利なIMAGE関数ですが、ローカルの画像ファイルをセルに表示することはできない仕様になっています。
それほど難しいことではないと思うのですが、ローカルにある画像を表示することは表示できません。
これが、Microsoftが決めた仕様です。
IMAGE関数でローカルの画像を表示できない理由
Microsoftが何故このような仕様にしたのかですが、私はGoogleスプレッドシートの仕様に合わせているだけではないかと思います。
昔のExcelが競合の表計算ソフトLotus 1-2-3の機能はどんどん取り入れたように、最近はGoogleスプレッドシートの後追いをやり続けています。
ExcelのIMAGE関数は最近使えるようになった関数ですが、Googleスプレッドシートには、かなり前から同じ名前の関数があります。GoogleスプレッドシートのIMAGE関数はインターネット上の画像を表示する関数で、ローカルファイルを表示できません。
ExcelとGoogleスプレッドシートのIMAGE関数は互換性があり、IMAGE関数を使ったExcelファイルをGoogleドライブにアップロードすると、下図のように警告は出るものの、
セル内に画像を表示することができます。
もしもローカルの画像が表示できたなら
このとき、もしもローカルの画像を表示できる仕様であったならば、当然Googleスプレッドシートで画像は表示されません。
しかし、ローカルの画像が存在するパスがセル上に入力されていた場合に、Googleスプレッドシートを開ける人にはそのパスが丸見えになってしまいます。
Googleスプレッドシートの仕様に合わせたことにあわせて、このローカルファイルのパスが見えてしまう状態になることも嫌って、MicrosoftはExcelのIMAGE関数でローカルファイルを表示できない仕様にしたのではないかと、私は推測しています。
最終更新日時：2024-11-22 20:01
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