関数のネスト(入れ子)についてご紹介すると、
「関数はいくつまで入れ子にできるのでしょうか?」
というご質問をいただくことは少なくありません。
Excelの仕様についてのネタでExcel 2003のヘルプから抜粋したとおり、関数のネストレベルは「7」です。
こうお答えすると今度は、
関数の中に入れられるのが7ですか?
一番外を含めて7つですか?
というご質問をいただきます。
答は、関数の中に入れられるが7です。
A1セルに点数が入力されていて、その得点に応じてアルファベットを表示させるような数式を入力してみます。(読みやすくするため改行やインデントを行っています。)
=IF(A1>=95,"a",
IF(A1>=90,"b",
IF(A1>=85,"c",
IF(A1>=80,"d",
IF(A1>=75,"e",
IF(A1>=70,"f",
IF(A1>=65,"g",
IF(A1>=60,"h","i")
)
)
)
)
)
)
)
↑の例がExcelで指定できるもっとも深いネストです。
ネストレベル「7」というのは、関数の中に入れられる関数の深さで、一番外側の関数は含まない数です。
ちなみに、無理やりもう1レベル深くして↓のように入力して[Enter]キーを押すと、「入力した数式は正しくありません。」というメッセージが表示され、数式を確定することができません。
=IF(A1>=95,"a",
IF(A1>=90,"b",
IF(A1>=85,"c",
IF(A1>=80,"d",
IF(A1>=75,"e",
IF(A1>=70,"f",
IF(A1>=65,"g",
IF(A1>=60,"h",
IF(A1>=55,"i","j")
)
)
)
)
)
)
)
)
- Newer:たくさんの語句を索引に登録する−自動索引登録
- Older:view-sourceでソースが表示できない場合に
Home » Excel(エクセル)の関数・数式の使い方 » 関数のネストレベル