文書作成にWordなどのワープロソフトを使わず、すべてExcelで行うという方は少なくありません。
そんな方から、
数式バーが邪魔になるんですがなんとかなりませんか?
という要望をいただくことがあります。
数式バーは通常1行ですが、複数行に渡って文字入力されているセルがアクティブセルになると、数式バーが拡張されて複数行表示になります。そのときにワークシート上のセルが数式バーに隠されてしまったり、列番号見出しが数式バーに隠れてしまうので、数式バーが邪魔だと感じるわけです。
数式バーの表示を1行にするような機能があればいいのでしょうが、残念ながらそのような機能はないようです。先のような要望をいただいたときは、数式バーを非表示にすることをおすすめしています。
数式バーの表示/非表示切り替えは、既に記事を公開」していますので参照してください。
数式バーがずっと非表示のままでいいという方は、メニュー[表示]からの操作で問題ないでしょうが、通常は数式バーを利用したいが、数式バーが邪魔になったときだけ非表示にしたいという方もいらっしゃるでしょう。そんな方はツールバーにボタンを登録しておく方が便利だと思います。メニュー[ツール]−[ユーザー設定]をクリック
↓
[ユーザー設定]ダイアログ−[コマンド]タブをクリック
↓
[分類]欄で「表示」をクリック
↓
[コマンド]欄から「数式バー」を探し
ツールバー上にドラッグアンドドロップ
↓
[ユーザー設定]ダイアログ−[閉じる]ボタンをクリック
ツールバーにボタンを登録するネタをこれまでにもいくつかご紹介してきましたが、同様の方法でツールバーの表示/非表示を切り替えるボタンを登録してしまうわけです。メニュー[表示]から数式バーの表示/非表示を切り替えるよりは、楽に操作できると思います。
但し、自分でボタンをクリックして表示を切り替えるのが面倒だと感じる方もいらっしゃるでしょう。VBAを使えば、特定のワークシートが選択されたときは数式バーを非表示にし、その他のワークシートが選択されているときには数式バーを自動的に表示するということもできます。この方法は近々ご紹介します。
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