「excel mid関数 返却値」
といった検索でアクセスがありました。
ExcelのMID関数の戻り値について
調べていらしたのでしょう。
MID関数の戻り値は文字列
MID関数は、第1引数に指定されたデータから、指定された数の文字列を返す関数ですから、戻り値は基本的には文字列です。
ヘルプにも
文字列の指定された位置から指定された文字数の文字を返します。
と書かれています。
MID関数の戻り値を確認しよう
ヘルプにはそう書かれていますが、折角ですから自分の手を動かして確認しましょう。
4種類のデータを入力
まず、A2:A7セルにさまざまなデータを入力です。
上図では、拙著『もしかして、論理式がよくわからないままExcelを使ってませんか?: 条件付き書式はIF関数といっしょに理解しよう!』の、「2-3. 論理値とその他のデータ」でも触れている4種類のデータを入力しています。
A2セルに文字列「abcd」、A3セルに数値「1234」、A4:A5セルに論理値の「TRUE」「FALSE」、A6にエラー値の「#N/A」、A7セルに#DIV/0!エラーの発生する式「=1/0」を入力しました。
MID関数の入力
つづいて、B2セルに
=MID(A2, 1, 1)
を入力して、B7セルまでオートフィルします。すると下図のような状態になります。
興味深いのはB4:B5セルに「T」「F」が表示されている点です。
データの種類を調べるTYPE関数の入力
念のためC列に、データの種類を調べるTYPE関数を入力してみると、下図のような結果が表示されます。
MID関数の戻り値は基本的に文字列ですからC2:C6セルには文字列を表す「2」が表示され、元データがエラー値でMID関数の結果としてエラー値が表示されているB6:B7セルを引数に指定しているC6:C7セルにはエラー値を表す「16」が指定されています。
空白文字列が返される場合
MID関数の第2引数を、第1引数に指定しているデータより明らかに大きい「999」とした場合も結果は、先ほどと同じです。
第2引数に「-1」を指定した場合
MID関数の第2引数を「-1」とした場合は、下図のような結果です。
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