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アルファベットをランダムに表示したい−CHAR関数・RANDBETWEEN関数

対象:Excel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003,Excel2007

「アルファベットをランダムに表示させたいのですが、どうすればいいのでしょうか?」
というご質問をいただいたことがあります。

実装方法はいくつかありますが、基本的にはある一定の範囲のランダムな数値を発生させ、それに対応するアルファベットを表示させる、という考え方をすればこのご質問は解決できます。

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私が一番わかりやすいと感じるのは、引数に指定した範囲の整数の乱数を発生させてくれるRANDBETWEEN関数と、引数に指定した数値をASCIIコード・JISコードとみなし、それに対応した文字を表示するCHAR関数を利用する方法です。

▼操作方法:アルファベットをランダムに表示する
※A1セルに大文字のA〜Zをランダムに表示する例

A1セルに
「=CHAR(RANDBETWEEN(65,90))」
という計算式を入力
 ↓
[F9]キーを押す

大文字「A」〜「Z」のASCIIコードは「65」〜「90」で、「CHAR(65)」とすると「A」が表示され、「CHAR(90)」とすれば「Z」が表示されます。

ですからRANDBETWEEN関数の引数に、「65」と「90」を指定して、「65」から「90」までの整数をランダムに発生させています。

[F9]は再計算を行うショートカットキーで、押すたびにRANDBETWEEN関数が再計算されて、「65」から「90」までの整数がランダムに作成されるわけです。

小文字のアルファベットをランダムに表示させたいのならば、RANDBETWEEN関数の引数を変更して、計算式を「=CHAR(RANDBETWEEN(97,122))」としてください。

▼サンプルファイル(002670.xls 14KByte)ダウンロード

サンプルファイルのA1セルでは大文字のアルファベット、A3セルでは小文字のアルファベットを表示する計算式をそれぞれ入力してあります。興味のある方はダウンロードして[F9]キーを何度か押してみてください。

なおRANDBETWEEN関数は、分析ツールアドインに含まれる関数ですので、2003までのExcelで「#NAME?」エラーが表示される場合、メニュー[ツール]−[アドイン]をクリックして表示される[アドイン]ダイアログで、[分析ツール]チェックをOnにして組み込んでください。

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