「excel 文字コード 関数」
といった検索で、このサイト『インストラクターのネタ帳』へのアクセスが時折あります。セルに入力されている文字の、文字コード番号を調べる関数を探している方による関数でしょうか。
Excelでは、CODE関数でコードポイント(いわゆる文字コード)を確認できます。
ですが、CODE関数で返される文字コード番号・コードポイントは、先頭の1文字分だけです。
複数の文字のコードポイントを調べる方法
複数の文字が入力されているときに、そのすべての文字の文字コードが一発で確認できるほうが便利でしょう。
そんな方法をご紹介しておきます。
↓
B3セルに
=CODE(MID($B$1, B2, 1))
という数式を入力
↓
B3セルをF3セルまでオートフィル
CODE関数は1文字しか調べられないので、文字コードを調べたい元の文字列を1文字ずつバラバラにする必要があります。
MID関数で文字列を分解する
そのためにMID関数を使っています。
例えば、
MID(B1, 1, 1)ならB1セルの1文字目
MID(B1, 2, 1)ならB1セルの2文字目
MID(B1, 3, 1)ならB1セルの3文字目
がそれぞれ取得できます。
事前にB2:F2セルに1から5の数字を入力したのは、このMID関数の第2引数で使うためです。
コピーすることを考えて第1引数を絶対参照にしたのが、
MID($B$1, B2, 1)
の意味です。
文字コードをCODE関数で取得
この「MID($B$1, B2, 1)」を、CODE関数の引数に指定したのが上記の
=CODE(MID($B$1, B2, 1))
という計算式です。
この数式を右方向にオートフィルなどでF3セルまでコピーすれば、B1セルに入力されている5文字までの文字列の文字コードが表示されるようになっています。
ここではとりあえず5文字分に対応させるためB2:F2に1から5までの整数を入力していますが、もっと長い文字列を調べたいのならG2セルより右に6以降の整数を入力して、B3セルに入力した数式をG3セルより右にもコピーしてください。
16進数にしたい場合
CODE関数で返されるのはJISコードの10進数です。16進数の文字コードを調べたいのであればDEC2HEX関数を追加して
=DEC2HEX(CODE(MID($B$1, B2, 1)))
という数式にしてください。
最終更新日時:2020-09-17 04:13
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