複数のセルに入力されている文字列を、一つのセルに表示させたいということがあります。
例えば住所録で、
A1セルに「東京都」
B1セルに「新宿区」
と入力されているときに、これらをまとめて
C1セルに「東京都新宿区」
と表示させたいというようなケースです。
文字列連結演算子「&」を使って文字列を結合する例
文字列を結合する演算子「&」を使う方法と、CONCATENATE関数を使う方法があります。※A1セルとB2セルに入力されている文字列を結合してC1セルに表示させる例
C1セルに
=A1 & B1
と入力する
↑は文字列連結演算子を使ってセルに入力されている文字列を結合する例ですが、数式の中で文字列を直接指定することもできます。
A1セルに「東京都」
B1セルに「新宿区」
と入力されているときに、
="住所:"& A1 & B1
と入力すると、
住所:東京都新宿区
と表示されます。
CONCATENATE関数で文字列を結合する例
関数を使った例は以下のとおりです。※A1セルとB2セルに入力されている文字列を結合してC1セルに表示させる例
C1セルに
=CONCATENATE(A1, B1)
と入力
こちらも、
=CONCATENATE("住所:", A1, B1)
のように結合したい文字列を引数として直接指定することができます。
ちなみに「CONCATENATE」とは「鎖状につなぐ」といった意味です。
CONCATENATE関数で指定する引数は、SUM関数などと似ているので、
=CONCATENATE(A1:A5)
のように「:」(コロン)を使ってセル範囲を指定してその文字列を全部結合できるとお考えになる方もいらっしゃるようですが、残念ながらこれはできません。
引数をバラバラ指定するのならば、文字列連結演算子「&」を使うのとCONCATENATE関数とであまり違いがありませんから、これくらいのことできてもいいんじゃないかと私も思うのですが...。
最終更新日時:2019-04-10 11:39
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