「関数 空白 挿入」
「空白を入れる」
といった検索が、このサイト・インストラクターのネタ帳で行われていました。
Excelで、何らかの文字列の途中に、空白・スペースを挿入する方法・数式を探している方による検索でしょうか。
例えば、
「山田太郎」
というデータがあったときに、姓「山田」と名「太郎」の間に、スペースを入れて
「山田 太郎」
というデータにするには、どのような関数を使えばいいのか、どのような数式にすればいいのかを探している方による検索でしょう。
という数式を入力する
MID関数は、第1引数に指定された文字列の、第2引数で指定された位置から、第3引数で指定された文字数を返す関数です。
「MID(A1, 1, 2)」は、A1セルに入力された文字列の、1文字目から、2文字を取得するという意味になります。
A1セルに「山田太郎」と入力されていれば、「山田」が返されます。
「MID(A1, 3, LEN(A1))」は、A1セルに入力された文字列の、3文字目から、A1セルに入力されている文字列数分の文字を取得するという意味になります。
A1セルに「山田太郎」と入力されていれば、「太郎」が返されます。
「MID(A1, 3, LEN(A1))」
は几帳面に書くなら
「MID(A1, 3, LEN(A1)-2)」
なのでしょうけれど、第3引数は多めに指定しておけば問題ないので
「MID(A1, 3, LEN(A1))」
でいいでしょう。
ある程度の大きな数値を適当に指定した
「MID(A1, 3, 100」
といった数式でもOKです。
この2つの数式の間に全角スペースを入れたのが
「=MID(A1, 1, 2) & " " & MID(A1, 3, LEN(A1))」
という数式の意味です。
同じ考え方で
「=LEFT(A1, 2) & " " & MID(A1, 3, LEN(A1))」
という数式を使う方もいらっしゃるでしょうが、可読性の観点から私は
「=LEFT(A1, 2) & " " & MID(A1, 3, LEN(A1))」
はおすすめしません。
LEFT関数を使いたいのならMID関数を使った
「=LEFT(A1, 2) & " " & MID(A1, 3, LEN(A1))」
ではなく、RIGHT関数を使った
「=LEFT(A1, 2) & " " & RIGHT(A1, LEN(A1)-2)」
という数式をおすすめします。
ここでご紹介した数式は、MID関数を使おうが、LEFT関数とRIGHT関数を使おうが、元の文字列の一部を取得して、途中に空白・スペースを入れるという考え方は同じです。
そうではないREPLACE関数を使った方法もありますが、それについては別記事としてご紹介させていただきます。
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