「&」演算子やCONCATENATE関数を利用すると、文字列の結合ができます。
このCONCATENATE関数をご存知の方から
「CONCATENATE関数を使ったときに改行したいのですが...?」
「CONCATENATE関数で文字列を結合するときに途中に改行を入れるにはどうしたらいいのでしょう?」
というご質問をいただくことがあります。
CONCATENATE関数関数は、文字列を結合する関数なので、改行したい箇所に改行コードを入れれば改行することは可能となります。
※A1セルとB2セルに入力されている文字列を、改行を入れて結合しC1セルに表示させる例 C1セルに
「=CONCATENATE(A1,CHAR(10),B1)」
という計算式を入力する
上記の例では、CONCATENATE関数の引数に、
A1セル
CHAR(10)
B1セル
を指定しています。
第2引数の「CHAR(10)」は、セル内改行のコード「LF」(Line Feed)の10進数「10」を、コード番号で指定した文字を返すCHAR関数の引数に指定しています。
これで、
A1セルに入力された文字列
改行
B1セルに入力された文字列
が結合されます。
但し、セルの書式設定によっては上記の計算式を入力しただけでは、セル内改行されないこともあります。
その場合はセルの書式設定を行ってください。セルを右クリック
↓
表示されたショートカットメニューから
[セルの書式設定]をクリック
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[配置]タブをクリック
↓
[文字の制御]
−[折り返して全体を表示する]チェックボックスをOnに
↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック
以前、「&」演算子を使って文字列を結合するときに途中に改行を入れる方法をご紹介しましたが、考え方は同じです。
CONCATENATE関数を使って文字列結合しようが、「&」演算子で結合しようが、途中で改行を入れたいのならCHAR関数の引数に「10」を指定して、適切なセルの書式設定を行ってください。
このサイトでは文字列結合関連で以下のようなネタをご紹介しています。
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