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簡易グラフでガントチャート−REPT関数・MAX関数・MIN関数

対象:Excel97, Excel2000, Excel2002, Excel2003

idea*idea」さんで、ウルトラシンプルなグラフを作成する方法の、続編がエントリーされています。

この中のガントチャートは、へ〜っという感じのテクニックですが、全角の固定ピッチフォントを使うことで、日付も入れたより見やすいガントチャートを作れるように感じます。

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オリジナルファイルではチャートを作成する数式が
「=REPT(" ",(D2-MIN($D$2:$D$10)))&REPT("|",1.5*(E2-D2+1))」
となっていますが、Arialフォントの場合、スペースが「|」の1.5倍幅あるので、幅調整のために後半部分で「REPT("|",1.5*(E2-D2+1))」と1.5を掛け算しています。

固定ピッチフォントを使えばこういった幅調整の処理が不要となります。

▼サンプルファイル(002141.xls 23KByte)ダウンロード

サンプルファイルでは、D1:D3セルに日付・曜日を入力し、日曜日だけ個別に書式設定をして赤色にして、チャートの方は「+」「■」「|」といった記号で作成しています。フォントは、ズレが生じないよう固定ピッチの「MS ゴシック」を指定しています。
▼ガントチャート部分の数式
「=REPT("+",B4-MIN($B$4:$B$12))
&REPT("■",C4-B4+1)
&REPT("|",MAX($C$4:$C$12)-C4)」

「REPT("+",B4-MIN($B$4:$B$12)」がオリジナルの
「REPT(" ",(D2-MIN($D$2:$D$10)))」に該当する部分で、半角スペースのかわりに「+」を表示させています。スペースを表示させるのなら
「REPT(" ",B4-MIN($B$4:$B$12)」としてください。
該当タスクの開始日「B4」から、全開始日の最小値「MIN($B$4:$B$12)」を引いた値の数だけ「+」をREPT関数で表示させています。

「REPT("■",C4-B4+1)」が、該当タスクの終了日から開始日分を引いて1加算した数分の「■」を表示させる処理、
「REPT("|",MAX($C$4:$C$12)-C4)」が、全終了日の最大値「MAX($C$4:$C$12)」から該当タスクの終了日「C4」を引いた数だけ「|」を表示させる処理です。

プロジェクトの開始日と終了日がハッキリしているのなら、MIN関数・MAX関数を利用せずに、
「=REPT("+",B4-$B$4)
&REPT("■",(C4-B4+1))
&REPT("|",$C$12-C4)」
などとしてもいいでしょう。


このネタの中で利用している、数字の全角表示、計算式の改行、固定ピッチフォントとプロポーショナルフォントについては、以下のような記事でご紹介していますので、よろしければご参照ください。

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