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連続するアルファベットもSEQUENCE関数で簡単に

動作検証バージョン:64bit Windows 10 Pro + 32bit Excel(バージョン2206 ビルド15330.20264 Microsoft Store)

最近のExcelで使えるSEQUENCE(シークエンス)関数を、楽しく使っています。

SEQUENCE関数に慣れると、Excelの便利機能の1つであるオートフィルを、面倒に感じていたことを思い知らされます。

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SEQUENCE関数を使えば、連続するアルファベットもオートフィルすることなく出力できます。

SEQUENCE関数で連続するアルファベットを出力する

具体的には以下のような操作です。

▼操作概要:連続するアルファベットを出力する
※A1:A26セルに大文字のAからZを出力する例
A1セルに
  =CHAR(SEQUENCE(26, 1, CODE("A")))
と入力する

上記の入力する操作をするだけで、縦方向に「A」から「Z」までのアルファベットが表示されます。

SEQUENCE関数の第1引数と第2引数を入れ替えて

=CHAR(SEQUENCE(1, 26, CODE("A")))

とした場合には、横方向に出力されます。

CODE関数の引数を文字列「A」から「a」に変更した

=CHAR(SEQUENCE(26, 1, CODE("a")))

を入力した場合には、小文字の「a」から「z」が出力されます。

連続するアルファベットを出力する式の意味

連続するアルファベットを出力する式の、一番内側で使っているCODE関数は、

=CHAR(SEQUENCE(26, 1, CODE("A")))

引数に指定された文字のASCIIコード番号を返す関数です。

「CODE("A")」を実行すると、半角大文字「A」のASCIIコード「65」が返されます。

「CODE("a")」ならば半角小文字「a」のASCIIコード「97」が返されます。

ですから、

=CHAR(SEQUENCE(26, 1, CODE("A")))

は、

=CHAR(SEQUENCE(26, 1, 65))

という意味になり、「65」から「90(65+26-1)」までの整数を出力していることになります。

一番外側で使っているCHAR関数は引数に指定された数値に対応する文字を返す関数ですから、

=CHAR(SEQUENCE(26, 1, CODE("A")))

SEQUENCE関数で生成された、整数「65」から「90」に該当するASCII文字(即ち半角大文字のアルファベット)を出力することになります。

最終更新日時:2022-08-19 16:48

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