PHONETIC関数を使うと、ふりがなを表示することができます。
まあまあ、便利な関数ではあるのですが、PHONETIC関数の仕様をしっかり理解していない方から、
「PHONETIC関数が使えなくなったのですが...?」
「PHONETIC関数でふりがなが表示できないのですが...?」
というご質問をいただくことがあります。
▼サンプルファイル(002644.xls 15KByte)ダウンロード
サンプルファイルのB列には、「=PHONETIC(A2)」といった計算式を入力し、A列のフリガナを表示するようにしてあります。
しかし、A列のフリガナが表示されているセルと、A列のデータがそのまま表示されているセルとが存在しています。
このような現象をご覧になった方から、先のようなご質問をいただくわけです。ふりがなの情報を持つセルからふりがなを取得する
Excelの[ふりがな]と、PHONETIC関数の仕様について、しっかり理解できれば、この疑問は解決できます。
PHONETIC関数は、ふりがな情報を持っているセルから、ふりがな情報を取得するだけなので、ふりがな情報を持っていないセルを引数に指定しても、ふりがなは表示できないのです。
サンプルファイルのA列でふりながを表示させてみると一目瞭然です。
B列でフリガナの表示されているセルには、ふりがなが表示され、漢字が表示されているセルにはふりがなが表示されていないはずです。
PHONETIC関数でふりがなが表示されるようにするには、引数に指定されているA列で、まずはふりがなをふってください。
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