CHAR関数とROW関数を使って連続するアルファベットをオートフィル入力する方法をご紹介しました。
「=CHAR(ROW()+64)」という計算式をA1セルに入力してオートフィルしたわけですが、A11セルから連続したアルファベットを入力しようとした場合、「=CHAR(ROW()+54)」とROW関数に加算する数値を変更しなければならないのが、ちょっと厄介な点です。
※A1セルからA26セルに大文字のA〜Zを入力する例
A1セルに「A」を入力
↓
A2セルに
「=CHAR(CODE(A1)+1)」
という計算式を入力
↓
A2セルをA26セルまでオートフィル
CODE関数は、指定された文字のASCIIコード・JISコードを返す関数です。
A1セルに「A」が入力されているときに「CODE(A1)」と指定すると、「CODE("A")」と指定したのと同じことで、「65」が返されます。
この「65」に「+1」した値「66」を、CHAR関数の引数になるようにしたのがA2セルに入力した
「=CHAR(CODE(A1)+1)」
という数式です。
ASCIIコード「66」に該当する文字「B」がA2セルには表示されることになります。
A2セルに入力されているのは、
「=CHAR(CODE(A1)+1)」という相対参照の計算式ですから、下にオートフィルすると
「=CHAR(CODE(A2)+1)」
「=CHAR(CODE(A3)+1)」
と、常に一つ上のセルに表示されている文字に1を加算した数値をCHAR関数の引数に指定しつづけることになります。
結果として連続したアルファベットが入力されるというわけです。
A1セルに小文字の「a」を入力すれば、連続した小文字のアルファベットを入力になります。
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