キーボードの右上の方に、[Print Screen](プリントスクリーン)というキーがあります。
キーボードをよく観察するような初心者の方から、[Scroll Lock]キーや[Caps Lock]キーなどとともに、何に使うキーなのかとご質問いただきます。
画面をキャプチャ(画像保管)するためのキー
単体で押すと画面全体がキャプチャされ、
[Alt]キーと共に押すとアクティブなウィンドウだけがキャプチャされる
例えばWordでマニュアルなどを作るような場面で、画面のハードコピーをとるために使います。
何らかのソフトの操作説明書を作るようなときに、そのソフトをアクティブにしておいて[Alt]キー+[Print Screen]キーを押すと、そのソフトの画面が画像として一時的に保管され、Wordで[Ctrl]キー+[V]キーを押すとWord文書内に画像が貼り付けられます。
パソコン画面全体の画像を操作説明書に入れたい場合は、[Print Screen]キーだけを押してから、Wordで[Ctrl]+[V]です。
キャプチャした画像をトリミングするような場合は、Wordの[図]ツールバー−[トリミング]ボタンを使ってトリミングするか、いきなりWordに貼り付けせずに何らかの画像ソフトに取り込んででトリミングしましょう。
キャプチャする画面の数が多くなければこの[Print Screen]キーを使う方法でもいいのですが、大量にスクリーンキャプチャしなければいけないときは、フリーソフト・シェアウェアのお世話になる方がいいかもしれません。
ところで、最近は画面の動きをそのままFlashにしてくれるソフトもいろいろ出てきています。テキストベースの操作説明書って、一番読んで欲しいレベルの人にはなかなか読んでもらえないのが実情ですから、いっそFlashにしてしまう方がいいんじゃないかと感じることが少なくありません。
まずは、Flashの本家マクロメディアのmacromedia ROBODEMO 5。最近バージョンアップしたようですが、いかんせんお値段がちょっと...。興味のある方は無償トライアル版をお試しください。
私が今興味を持っているのは、QarbonのViewletCam(ビューレットカム)とViewletBuilder(ビューレットビルダー)です。日本では代理店がいくつかあるようなんですが、ウェブデモ社が頑張ってそうです。
ROBODEMOの方を試用していないので断定的なことを言うと失礼かもしれませんが、ViewletCamかViewletBuilderの機能で十分じゃないかと私は感じました。価格的にもROBODEMOよりずっとお手ごろですし。
ViewletCamはやった操作をそのままFlashにしてくれ、ViewletBuilderの方はFlashに取り込みたい画面を自分でその都度指定していきます。
ViewletCamはビデオカメラでずっと録画し続けそのままFlashにするイメージで、ViewletBuilderはアニメーションを作成するときのように何度もシャッターを切って画面を保存してからFlashを作成します。
あとから編集作業をするならViewletBuilder、編集なしあるいは最低限の編集でいくつもりならViewletCamという印象を持ちました。
操作マニュアルを作るときに文書でなくてもいいのなら、こんなソフトを使ってFlashにする方が、作成コストも時間も抑えられ、実際に利用される率もテキストベースのヘルプなどより高くなると想像されるので得策じゃないかと思います。
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