人がやっているのを観察する、人がやっているのを見て真似てみる、というのは高い学習効果があります。
人は文字の発明によって、直接目の前で見聞きできないことでも情報の伝播・学習が行えるようになったわけですが、文字の発明以前からの学習スタイルの方が即効性という面では効率がいいのでしょう。
このことは多くの学習という場面について言えることで、パソコン操作の習得でも有効です。
学習能力の高い人というのは、他人のやっていることをよく観察してそこから貪欲に効率的に学習し、疑問点があれば見事なタイミングで質問をする、という印象を持っています。
そういう方が生徒側にいてくれると、教える側としても刺激を受けテンションが上がっていきます。
マンツーマンではない集合教室スタイルでパソコンの講習を行う場合に、そういう高い学習能力を持った人が含まれていると、教室全体としての学習効果も上がるように感じます。
そんな高い学習能力を持った人は、本来の課題以外の部分でも、インストラクターの操作を注意深く観察し、自分の知らない操作が行われると
「今のはどんな操作をしたのですか?」
「さっきのはどんな操作をしたのですか?」
といった質問を投げかけてくれます。
ファイルのプロパティを確認するためのダイアログ表示は、アイコンを右クリックして表示されるショートカットメニューから[プロパティ]をクリックして行う人が多いと思うのですが、そうではない操作でプロパティダイアログを表示させる操作を行うと
「今のはどうやってダイアログを出したのですか?」
というご質問を、学習能力の高い方からいただくことがあります。
プロパティダイアログを表示したいファイル選択後
[Alt]キー+[Enter]キーを押す
[Alt]キーを押しながらというのがポイントで、[Alt]キーを押しながらマウスでダブルクリックをしてもOKです。
ノートパソコンをお使いの場合だと、できるだけキーボードでの操作を利用する方が楽なので、[Alt]+[Enter]キーが便利でしょう。
確認だけしてダイアログを消すには[Esc]キー、ダイアログのタブを切り替えるなら[Ctrl]+[Tab]キーを押してください。
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