「なぜ投資のプロはサルに負けるのか?」の著者、藤沢数希さんのBlog「金融日記」で非常に面白いエントリーが上がっていました。
「株式投資は宗教なのか?」というエントリーです。
株式市場参加者を大きく分類すると
- 短期トレード派
- 長期投資派
- インデックスファンド派
私自身、以前は(似非)長期投資派だったわけですが、
「長期バリュー投資って、結局ウォーレン・バフェットだからできたのであって、ほとんどの人は実は勘頼みでやってるだけで、損してるんでしょ?」
「もし本当にファンダメンタル分析ができるのなら、その人って事業家としてやってけるんじゃないのかなぁ」
「値下がりしても売るな、持ち続けろ、自分の惚れた会社を見捨てるな、という田舎のお金持ちのおじいちゃんの物語に、みんな酔っちゃってるんじゃないのぉ」
などということを考え始め、
『バフェットにだまされるな!』
『ぜんぶ、ウォーレンのせい』
といったタイトルの本を誰か書かないかなー、などと最近妄想していただけに、この宗教ネタはとてもツボです。
私は、長期投資ファンダメンタル教から、一時的にインデックスファンド教に改宗したものの、相対リターンしか得られないインデックスファンド教ではやっぱり物足りず、短期売買デイ・トレーディング教に改宗しております。
短期売買デイ・トレーディング教にも、いくつかの派がありますが、私の場合、本職=パソコンインストラクター(特にExcelが好き)なことも関係して、Excelを使ったシステムトレード派に属しています。
改宗した結果、他の宗教より格段にいいリターンを得られているのですが、いまいち納得しきれていないのも事実です。
短期売買デイ・トレーディング教は、市場に流動性を提供するというのが株式市場全体から見たときの役割といえるわけですが、この役割だけでは、どうも納得しきれない自分がいるのです。
短期売買デイ・トレーディング教にも、オマハの賢人のような魅力的な物語が必要なんじゃないかと考えたりする自分がいるのです。
「人はパンのみにて生くるにあらず」
といったところでしょうか。
「この宗派の信徒は寡黙で内気な人が多く、自分の考えを無理に人に押し付けようとしたりしないのが特徴です。宗教としては、各々の信徒は布教活動にそれほど熱心ではなく・・・」
というのも、私が納得しきれていないことと無関係ではないような気もします。
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