突然ですが、独立して失敗しちゃった人って、身近にいらっしゃいますか?
私の場合、まわりにそういう人を見かけるようになったのですが、どうもいくつか共通点があるような気がしているのでまとめておきます。
あくまでも私個人のまわりで見かけた事例から事例から感じたことなので、当てはまらないこともあるかもしれませんが、とりあえず。
- やたら大きなことをいきなり言う
- 場所さえあればなんとかなると思ってる
- なぜか上手くいきすぎたときの心配をする
▼1.やたら大きなことをいきなり言う
まだ何もはじめてもいないのに、何故か
「日本を」「世界に」
とか言いたがる人です。
大学の名前に、おバカ大学ほど広い地域の名前をつけたがるという傾向があります。
いわゆるイイ大学とされている大学に地域名が含まれている場合、都市や県レベルの名前がついていることが多いわけですが、おバカ大学ほどやたら広い地域を表す言葉が大学名の中に含まれている傾向があります。(実際の名称は伏せさせていただきますが、○○地方の○○にあたる言葉が入っていたり、世界地図レベルで使うような言葉が入っている大学って、ほら、あるじゃないですか。)
それとどこか似てるのかもしれません。
失敗する起業家は、まだはじめてもいないのに
「日本を××する」とか
「世界に向って××する」とか
言いたがるように感じます。
ネット関連でもこういう人、思い浮かびませんか?
実際に何らかの実績があって言うのであれば、大きな理念としてこれを言ってそこへ到る工程が明確にされているのであれば、勿論問題ありませんが、なにも実績がない状態で言ってるだけだと、小学生が卒業文集の将来に夢にプロ野球の選手と書くのと同じレベルです。
小学生が言ってる分にはかわいげもあるでしょう。
起業しようという段階の人が言う場合、大人で草野球のレギュラーにもなれてないのに来年は大リーグに行くぜ、なんて言ってるのと同レベルのバカさ加減に感じられます。
似たようなことかもしれませんが、話し言葉の中に、なんだか意味のよくわからない形容詞や、つながりがわかりにくい接続詞も多いように感じます。
▼2.場所さえあればなんとかなると思ってる
この典型が、経験もないのにあこがれだけでいきなり店舗を借りて、カフェなど飲食店をはじめちゃう人です。
事業開始後、固定費がいかに重くのしかかってくるのか、想像がつかないのでしょう。
店舗を借りるよりはましですが、ネット関連でいえば、Webサイトを作りさえすればなんとかなると思っているのも、おそらく同種でしょう。
箱をまったく無視していいとは言いませんが、その箱の中に入っているモノのほうがより重要なはずです。
▼3.なぜか上手くいきすぎたときのことを心配する
店舗であればお客さんが来すぎちゃって対応しきれないときのことを心配したり、たくさん売れすぎたときのことを考えて過剰な設備投資をしちゃったり、というパターンです。
ネットまわりではWebサイト立ち上げて、いっぱいアクセスが増えすぎちゃったらどうしよう、という心配ばかりをしている人です。
そこへ到達するまでに、お客さんが来ない時期がどれくらいあるのか、お客さんの少ない時期にどうやってお客さんを連れてくるのかをまず考えるべきなのに、なぜかお客さんが来すぎたとき、商品が売れすぎたときのことを心配する傾向があるように思います。
勿論これも、実際に経験があって、売れすぎて対応しきれなくなって辛い思いをしたことがあっての心配なら、お客さんを連れてくるだけの万全の方策がある上でならいいのですが、なぜか経験もないのにそんな心配をしている人には要注意だと思います。
もしみなさんのまわりで、独立・起業・創業を考えている方がいらっしゃったら、
- やたら大きなことをいきなり言う
- 場所さえあればなんとかなると思ってる
- なぜか上手くいきすぎたときの心配をする
Web関連のお仕事をしている方であれば、お付き合いを始めた起業したてのお客さん、これから起業しようというお客さんが、このパターンにあてはまっていないかチェックしてみてください。
また、身近に失敗しちゃった人がいるという方は、その人がこの3つにあてはまってなかったか思いだしてみてください。
いかがでしょうか。
親しい人がこのパターンに当てはまっているように感じられ、止めているにも関わらず突き進んで行くのを見るのは、とても辛いものです。。。
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