先日「インストラクターのネタ帳」がどんな誤字で検索されているかについて触れたネタの中で、Googleサジェストをご紹介しました。
Googleサジェストは入力支援をしてくれるというのが本来の目的なんでしょうが、他の人がどんな検索をしているかを知るツールとして使うこともできるわけです。
単語の組み合わせを考えることが苦手な、検索を不得意とする方に有効なツールが他にもあります。
Overture社の「キーワードアドバイスツール」です。
このツールも本来的には、検索エンジンの使い方が下手な人向けのものではありません。
Web広告を出す側がどんなキーワードで検索されているのか、どんなキーワードの組み合わせで広告すればいいのかを調べるためのツールです。
これを検索の苦手な人が使えば、他の人がどんなキーワードの組み合わせで検索しているのかを知る手がかりになるわけです。
とりあえず何か単語を一つだけ入力して、検索してください。複数のキーワードの組み合わせ候補が表示されるはずです。
この候補の一覧から、世間でどんな組み合わせで検索されているのかを垣間見ることができます。それを眺めることで、自分が調べたいと思っていることに、どんなキーワードを組み合わせればいいのかというヒントが得られるのではないかと思っています。
検索の得意な方にはピンと来ない話でしょうが、検索が苦手だとおっしゃる方の中には、単語を組み合わせるのではなく文章で検索してしまうという方が少なくありません。
MS-IMEがあまり賢くないことをご存知のパソコンに慣れた方なら、日本語入力をする際に単語や文節単位で変換をしていきますが、パソコン初心者の中には文章単位で変換しようとして誤変換の修正に手間取るという方が少なからずいらっしゃいます。
文章で検索しようとすることと文章単位で日本語変換しようとしてしまうこと、通底している行動だろうと考えています。
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