Yahoo!でもGoogleでも、現状の検索サイトを利用するとき、日本語の特性について、強く意識せざるを得ません。
同じものを意味する表記方法が、英語より日本語の方が多いということを、しっかりと意識していなければ、現在の検索サイトを使って的確な情報を得ることは難しくなってしまいます。
例えば、Excel 2007の条件付き書式機能について調べたいと思ったときに、
「Excel 2007 条件付書式」
「Excel 2007 条件付き書式」
「エクセル 2007 条件付書式」
「エクセル 2007 条件付き書式」
と様々な表記の可能性が考えられますが、どの表記方法を利用するかによって、得られる情報はまったく異なってきます。
表記ゆれの問題は、外来語の場合にもあります。
「ピボットテーブル」を
「ピポットテーブル」で検索してしまうのは、その最たる例でしょう。
正しくない表記「ピポットテーブル」で検索している方が随分いらっしゃいますが、正しい「ピボットテーブル」で検索する方が、多くの情報を得られるはずです。
「ピポットテーブル」は間違いと言っていい表記方法で検索されている例ですが、間違いとは言い切れませんが、注意した方がいい語句もあります。
「ダイアログボックス」です。これを、
「ダイヤログボックス」で検索する方は少なくないようです。
違いは、3文字目が、
「ア」なのか
「ヤ」なのかです。
英語の場合「dialog box」ですから、「i」の後に「a」の音が続く関係で、「ア」ではなく「ヤ」と表記する方が、音的にはむしろ正しいようにも思えますが、現状では「ダイヤログボックス」ではなく、「ダイアログボックス」という表記を使う人の方が多そうです。
また、
「ダイアログボックス」と表記せずに、
「ダイアログ」と表記している方も少なくないはずです。
(このサイトでも「ダイアログ」と記述している方が多いです。)
「ダイヤログボックス」「ダイヤログ」で検索していた方は、
「ダイアログボックス」「ダイアログ」で検索してみてはいかがでしょうか。
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