西暦年から干支を表示する方法をご紹介しました。
非常に似ていることで、西暦ではなく、日付から干支を表示したい、という要望をいただくこともあります。
西暦年からの干支表示と、日付データからの干支表示とは、何が違うのかピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。
この違いがすぐにわかるかどうかで、Excelのシリアル値の概念理解できているかどうかを判定することもできると感じます。
※A2セルに日付が入力されているときにB2セルに干支を表示する例
=CHOOSE(MOD(YEAR(A2), 12) + 1, "申", "酉", "戌", "亥", "子", "丑", "寅", "卯", "辰", "巳", "午", "未")
という数式をB2セルに入力する
西暦から干支を表示するときの計算式は
=CHOOSE(MOD(A2,12) + 1, "申", "酉",・・・
日付から干支を表示するときの計算式は
=CHOOSE(MOD(YEAR(A2),12) + 1, "申", "酉",・・・
です。
違うのは、日付データの入力されているA2セルから、西暦年だけを取得するためにYEAR関数が追加されているところです。
あとのロジックは、先日ご紹介した西暦から干支を表示するのと同じです。
▼サンプルファイル(003200.xls 64KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「日付から干支」シートには今回の例、「西暦から干支」シートには前回ご紹介した例が作成してあります。
CHOOSE関数とMOD関数を使って干支を表示するというのはよく知られており、さまざまな書籍やWebサイトで紹介されています。
その中には今回ご紹介したようなYEAR関数・CHOOOSE関数・MOD関数を使って日付から干支を表示する方法がいきなり紹介されているものもあります。しかし、この考え方がなかなか理解できないという方もいらっしゃるようです。
そんな方には西暦年から干支を表示する方法をまず理解して、そのつぎに日付から干支を表示する方法を理解しようとすることをおすすめします。
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