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日時データについて−シリアル値

対象:Excel97, Excel2000, Excel2002, Excel2003

初心者の方がやってしまいがちなExcelの誤った使い方に、日付を文字として入力してしまうという行為があります。

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「平成16年4月10日(土)」と表示させたいときに、そのまま「平成16年4月10日(土)」と入力してしまうケースです。

「平成16年4月10日」という入力ならば、まだExcelが日付データだと判断してくれるのですが、「(土)」と曜日まで入れてしまうとダメです。

シリアル値とは

そもそもExcelは日時のデータはシリアル(Serial=連続的な)値といわれる数値として持っていて、その見た目を変えて
「平成16年4月10日(土)」
「2004/4/10」
「2004年4月10日」
といった表示を行っています。

1900年1月1日の0時がシリアル値「1」
1900年1月2日の0時に「2」が割り当てられていて、
以下、日にちが増えるごとに「1」が加算されます。

また、1900年1月1日の12時のシリアル値は「1.5」、18時は「1.75」となっています。

整数部が日を表し、小数点以下は時刻を表しているわけです。

日時データが実際はシリアル値という数値なんだ、という考え方を納得できていないと、日付関数や時間の計算がなかなか理解できないようです。

シリアル値を表示するには

意識的にシリアル値を確認するというのも必要かもしれません。

▼操作方法:シリアル値を表示する
シリアル値を確認したい日付データの入力されているセルを選択
 ↓
メニュー[書式]−[セル]をクリック
 ↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[表示形式]タブをクリック
 ↓
[分類]欄で「標準」を選択
 ↓
[セルの書式設定]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック

例えば
「2006年4月10日」
という日付データの入力されているセルで上記の操作を行うと、
「38087」
という数値が表示されます。

これがシリアル値です。

Excelで日時データを使いこなしたいという方には、
「1900年1月1日」
「1900年12月31日」
などの日付データがどんなシリアル値なのか、是非ご自身の目で確認してみることをおすすめします。

関連語句
時間の足し算, 経過日数, 経過年数

最終更新日時:2020-12-09 04:38

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