「エクセル 60歳になる日を調べる方法」
「Excel 生年月日 65歳到達日 計算方法」
といった検索がこのサイトで行われていることがあります。
生年月日がわかっているときに、ある歳になる日付を計算する方法を調べている方の検索です。
このタイプの検索ログを注意してみていると、60歳とか65歳といった年齢で検索されていることが多いので、退職の日付などを計算しようとしている方でしょうか。生年月日の含まれた社員名簿などで、退職予定日・定年退職日のようなものを表示させようとしている方の検索ではないかと想像しています。
年齢到達日を計算するサンプル
以下のような数式で、指定した年齢に到達する日付を計算することができます。※A1セルに生年月日が入力されているときにB1セルに60歳になる日付を表示する例
B1セルに
「=DATE(YEAR(A1)+60,MONTH(A1),DAY(A1))」
という数式を入力する
年齢到達日を計算する数式の解説
一般的な誕生日に1つ歳を取るというルールであれば、60歳になる日付というのは、生年月日の60年後の日付です。
つまり、n歳になる年月日を調べたいということは、生年月日のn年後の日付を調べる方法と同じことなのです。(n年後の日付を計算・表示する方法をご紹介していますが、結局同じことです)
元の日付を、YEAR関数・MONTH関数・DAY関数を使って、年・月・日に分解して、年にnを加算をして、それらの値をDATE関数の引数にすれば、n年後の日付を求められます。
上記の例は60年後なのでDATE関数の第1引数を
「YEAR(A1)+60」
としています。
もし65歳になる年月日を計算したいのならDATE関数の第1引数に加算する数値を変更した「YEAR(A1)+65」として
「=DATE(YEAR(A1)+65,MONTH(A1),DAY(A1))」
という数式にしてください。
一般的な誕生日に1つ歳を取るというルールなら上記のとおりで、もし、小学校入学の年齢のように誕生日の前日に1つ歳をとるというルールを適用した日付が必要なら、DATE関数の第3引数を誕生日の前日ですから「1」を「DAY(A1)」からマイナスする「DAY(A1)-1」にして
「=DATE(YEAR(A1)+60,MONTH(A1),DAY(A1)-1)」
という計算式にしてください。
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