「日付関数 年表示 =year()」
「エクセル 関数 今日 年」
「エクセル 今日 年だけ取得」
といった検索で、このサイト・インストラクターのネタ帳へのアクセスがあることに気づきました。
今日の日付のうち年だけを取得する関数、セルに今日の年だけを表示するにはどういう関数を使えばいいのかを探している方による検索です。
「日付関数 年表示 =year()」
という検索をした方は、今日の日付を取得する
=TODAY()
のように、年だけを取得する
=YEAR()
といった引数を必要としない関数が存在すると考えたのかもしれませんが、そうではありません。
YEARは引数に日付を指定する関数
YEAR関数は、引数に指定された日付・シリアル値から、年に該当する「1900」から「9999」までの数値を返す関数です。
どこかのセルに
=YEAR()
という数式を入力すると
「入力した数式は正しくありません。」
「この数式に問題が見つかりました。」
といったエラーメッセージが表示されます。
今日の日付を取得するTODAY関数のように、引数を必要としない関数ではありません。引数に日付・シリアル値を指定しなければいけません。
関数を入れ子にして今日の年を表示する数式の例
今日という日付から、年だけを取得するには、YEAR関数とTODAY関数を組み合わせましょう。
※A1セルに今日の年のみを表示する例
A1セルに
=YEAR(TODAY())
という数式を入力する
上記の数式が入力されているExcelファイルを、2014年に開くとA1セルには「2014」が表示されます。
TODAY関数が今日の日付を返し、その返された日付から年の数字だけをYEAR関数で取得しているのが
=YEAR(TODAY())
という数式です。
セルを参照して今日の年を表示する数式の例
関数を入れ子にしない場合は、以下のとおりです。
※A1セルに今日の日付・B1セルに今日の年のみを表示する例
A1セルに「=TODAY()」という数式を入力
↓
B1セルに「=YEAR(A1)」という数式を入力
先の「=YEAR(TODAY())」という、関数の中で関数が使われている数式を分解して、A1セルにTODAY関数を入力して今日の日付がA1セルに表示されるようにしておいて、B1セルにはそのA1セルを参照した「=YEAR(A1)」という数式を入力する例です。
B1セルに「=YEAR(A1)」という数式を入力しておいて、A1セルに「2013/12/1」「2014/1/1」といった値を入力してみるとYEAR関数の動きがわかってくるでしょう。
YEAR関数の使い方が理解できた方は、MONTH関数や、DAY関数についても合わせて確認しておくことを、おすすめしておきます。
最終更新日時:2021-07-31 19:37
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