対象:Excel97,Excel2000,Excel2002,Excel2003,Excel2007
EOMONTH関数を使って、土日を除いた月末の最終営業日を表示する方法をご紹介しました。
Excelでスケジュール表を作成している方からは、土日を除外した月末最終営業日をスケジュール表上にわかりやすく表示したい、という要望をいただくことがあります。
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Excelに慣れていない方の場合、いきなりスケジュール表に表示を行おうとしてしまう傾向がありますが、1つのセルで式を完成させようとするのではなく、自分の理解できる単位に課題を分解して、複数のセルを使って式を作成していくことをおすすめします。
▼操作手順:スケジュール表の月末最終営業日を目立つようにする
※A5:A35セルに日付が表示されているときに、D1セルに月末日、D2セルに土日を除外した月末最終営業日をそれぞれ表示し、C30:C35セルの月末最終営業日に該当する日に「月末最終営業日」と表示する例 D1セルに
「=EOMONTH(A5,0)」
という数式を入力
↓
D2セルに
「=IF(WEEKDAY(D1,2)=7,D1-2,IF(WEEKDAY(D1,2)=6,D1-1,D1))」
という数式を入力
↓
C30セルに
「=IF(A30=$D$2,"月末最終営業日","")」
という数式を入力
↓
C30セルをC35セルまでオートフィル
※A5:A35セルに日付が表示されているときに、D1セルに月末日、D2セルに土日を除外した月末最終営業日をそれぞれ表示し、C30:C35セルの月末最終営業日に該当する日に「月末最終営業日」と表示する例 D1セルに
「=EOMONTH(A5,0)」
という数式を入力
↓
D2セルに
「=IF(WEEKDAY(D1,2)=7,D1-2,IF(WEEKDAY(D1,2)=6,D1-1,D1))」
という数式を入力
↓
C30セルに
「=IF(A30=$D$2,"月末最終営業日","")」
という数式を入力
↓
C30セルをC35セルまでオートフィル
C30セルに入力した「=IF(A30=$D$2,"月末最終営業日","")」という数式は、IF関数を使ったのもっとも基本とでもいうべき数式です。A30セルとD2セルの値が同じなら、即ちスケジュール表の日付が表示されているA30セルと、月末最終営業日とが同じなら「月末最終営業日」と表示し、そうでなければ何も表示しないという数式です。
「=IF(A30=$D$2,"月末最終営業日","")」という数式をC30:C35セルに入力しているのは、土日を除いた月末最終営業日となる可能性があるのが、26日から31日だけだからです。(2月の27日が土曜日、28日が日曜日のときに26日の可能性があります。)
▼サンプルファイル(003150.xls 68KByte)ダウンロード
サンプルファイルの「スケジュール表」シートでは、上記の数式のほかに様々な設定が行ってあります。興味のある方は以下のようなネタをご参照ください。関連語句
月の最終日を示す
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