このサイトの検索ログで、
「エクセル 月初日 関数」
といった検索が行われているのを見かけることがあります。
月初めの日を求める方法を調べている方の検索でしょう。
正直言えばこの検索キーワードだけからは、どのような
「月初日」
を取得したいのかははっきりしません。
一口に「月初日」といってもさまざまな「月初日」が考えられます。
例えば、
土曜日や日曜日を除いた月初の日
土日と祝祭日なども除いた月初の日
単純に指定された日付と同じ月の1日
などが考えられます。
指定した日付の1日を取得する
「エクセル 月初日 関数」という検索をしている方の要望とは違っているかもしれませんが、まずは、Excelの日付計算の基本を確認する意味でも、指定した日付の1日を取得する方法をご紹介しておきます。※B1セルに入力された日付と同じの月の1日をB2セルに表示する例
B2セルに
=DATE(YEAR(B1), MONTH(B1), 1)
という数式を入力する
これはExcelの日付計算の基本と言っていいものです。
指定された日付を、年・月・日にバラバラにして、DATE関数の引数に指定するという方法です。
YEAR関数を使うと引数に指定された日付の年だけが取得でき、MONTH関数を使うと引数に指定された日付の月だけが取得できます。
ここでは指定された日付と同じ月の1日を取得したいので、DATE関数の第1引数と第2引数には、指定された日付の年「YEAR(B1)」と月「MONTH(B1)」を指定し、第3引数に日付(月初日=1日)の「1」を指定しています。
さまざまな月初日を求める
指定した日付の翌月の月初日を取得したいのなら、
=DATE(YEAR(B1), MONTH(B1)+1, 1)
と、月の部分に「1」を加算した数式に、
指定した日付の翌々月の月初日を取得したいのなら、
=DATE(YEAR(B1), MONTH(B1)+2, 1)
と、月の部分に「1」を加算した数式に、
指定した日付の前月の月初日を取得したいのなら、
=DATE(YEAR(B1), MONTH(B1)-1, 1)
と、月の部分から「1」を減算した数式にしてください。
また、
今日の日付と同じ月の月初日を自動的に取得するなら、
=DATE(YEAR(TODAY()), MONTH(TODAY()), 1)
と、今日の日付を返すTODAY関数を組み合わせた数式に、
翌月の1日を自動的に表示するなら、
=DATE(YEAR(TODAY()), MONTH(TODAY())+1, 1)
と、TODAY関数を組み合わせ、月の部分に「1」を加算した数式にしてください。
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