「excel日付を年月のみ表示する関数」
「エクセル 関数 日付 年月のみ」
といった検索で、このサイト『インストラクターのネタ帳』へのアクセスが時折見られます。
日付データから、年月だけを表示する方法を探している方による検索です。
年月表示だけなら関数は不要・データが必要なら関数
日付データが存在するときに、年月を表示するだけならば、関数は不要です。[セルの書式設定]ダイアログで適切な書式を設定すれば、日付データから年月だけを表示できます。
関数を使わなければいけないのは、例えば何らかのシステムにデータを渡すために、日付データではなく、年月のみの「データ」が必要なときだけです。
※A1セルに2013/11/7という日付データが入力されているときに201311というデータをB1セルに作成する例
B1セルに
=YEAR(A1) & MONTH(A1)
または
=TEXT(A1,"yyyym")
という数式を入力する
YEAR関数とMONTH関数で年月のみを表示
YEAR関数は、日付データから西暦年の4桁の数値を返す関数です。
MONTH関数は、日付データから月に該当する1~12の数値を返す関数です。
この2つの関数を、文字列を連結する演算子「&」でつなげたのが「=YEAR(A1) & MONTH(A1)」という数式です。
年と月の間に「-」(ハイフン)を入れたければ、
=YEAR(A1) & "-" &MONTH(A1)
年と月の間に「/」(スラッシュ)を入れたければ、
=YEAR(A1) & "/" &MONTH(A1)
としてください。
TEXT関数で年月のみを表示
応用が効きやすいのは、TEXT関数でしょうか。
TEXT関数は数値データを指定した書式の文字列データにしてくれます。
第1引数に元のデータ、第2引数に書式を指定します。
年と月の間に「-」(ハイフン)を入れたければ、
=TEXT(A1,"yyyy-m")
年と月の間に「/」(スラッシュ)を入れたければ、
=TEXT(A1,"yyyy/m")
としてください。
元データが「2013/11/7」であれば、YEAR関数とMONTH関数を使った数式と、TEXT関数を使った数式に違いはありません。
元データが「2013/7/11」のときに月を2桁の「07」にして「201307」という6桁のデータが欲しい、あるいは年の下2桁と月の2桁で「1307」という場合は、TEXT関数を使いましょう。
「=TEXT(A1,"yyyymm")」という数式なら「201307」
「=TEXT(A1,"yymm")」という数式なら「1307」
というデータになります。
最終更新日時:2020-09-17 08:02
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