「年齢を計算する」というネタは、このサイトの人気ページの一つで、過去25ヶ月間常にトップ10入りをしています。
このネタでご紹介しているDATEDIF関数は、日付計算をするのに便利な関数で、書籍・雑誌・Webサイトとメディアを問わず、あちこちで紹介されています。
そういった紹介記事をよく読まず、DATEDIF関数の存在を知った方から
「DATEDIF関数がないのですが...?」
「私のExcelにはDATEDIF関数が表示されないのですが、何か設定が必要なのでしょうか?」
というご質問をいただくことがあります。
[関数の挿入][関数の貼り付け]ダイアログ
に表示されないためキーボードから手入力する必要がある
↑ということです。
Excel 2000だけはかろうじてDATEDIF関数のヘルプが存在していますが、その他のバージョンではヘルプからも削除されています。
マイクロソフトのサイトでも「[XL2000] DATEDIF 関数が関数ウィザードの関数名一覧に含まれない」(KB414668)というサポート技術情報内の記事に明記されています。
「DATEDIF 関数は、他の表計算アプリケーションとの互換を保つために用意された関数のため、関数ウィザードには表示されません。」という記述がありますが、ようはLotus1-2-3のユーザーをExcelに取り込むためにサポートした関数ということでしょう。
ダイアログにも表示されない、ほとんどのバージョンでヘルプにも表示されないという、特殊な状況にあるDATEDIF関数ですが、マイクロソフトの初心者・中級者をターゲットとしているであろうMicrosoft Usersの、「年齢や勤続年数を求める『DATEDIF』」という記事では、しっかり利用例が紹介されていたりします。
ここまで紹介するのなら、ダイアログやヘルプもちゃんと対応させればいいのにと思うのですが...。
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