土曜日・日曜日の書式を変更する条件付き書式の条件式を、OR関数を使って一つにまとめる方法をご紹介しました。
この方法で祝日や休日の場合の書式変更をする条件式もまとめることができます。
土日の場合に書式変更をする「=OR(WEEKDAY($A5)=1,WEEKDAY($A5)=7)」という条件式に、休日の条件を追加すればいいわけです。
※A5:A35セルが日付欄、B5:B35セルが予定となっているスケジュール表で、土日・休日の場合に書式を変更する例 いずれかのシートに休日の日付リストを作成し
「休日」と名前を定義
↓
A5:B35セルを選択した状態で
メニュー[書式]−[条件付き書式]をクリック
↓
[条件付き書式の設定]ダイアログ−[条件1]欄の
1つ目のコンボボックスで[数式が]を選択
↓
コンボボックス右のテキストボックスに
「=OR(WEEKDAY($A5)=1,WEEKDAY($A5)=7,COUNTIF(休日,$A5)>0)」
と入力
↓
[書式]ボタンをクリックして書式を設定
↓
[条件付き書式の設定]ダイアログ
−[条件1]欄
−[条件が真のときに使用する書式のプレビュー]
で書式が設定されたことを確認し[OK]ボタンをクリック
▼サンプルファイル(002225.xls 24KByte)ダウンロード
サンプルファイルでは、「マスタ」シートのA2:A19セルに「休日」という名前を定義しています。
祝日・休日の色を変更する条件付き書式の条件式としては、
「=MATCH($A5,休日,0)>0」
「=COUNTIF(休日,$A5)>0」
などいくつかの方法が考えられますが、OR関数を使って土日の書式変更と一つにまとめる場合「=MATCH($A5,休日,0)>0」という条件式では正しく設定することができません。(サンプルファイルでは「スケジュール表_ERR」シートにこの例を作成しています。)
[条件付き書式の設定]ダイアログだけを眺めていては、正しく設定されない原因をなかなか見つけられないと思いますが、条件式をセルに入力してみると原因がみつけやすくなるはずです。
条件付き書式に慣れてらっしゃる方は「スケジュール表_ERR」シートのC5:C35セルに、正しく設定される
「=OR(WEEKDAY($A5)=1,WEEKDAY($A5)=7,COUNTIF(休日,$A5)>0)」
という数式と、D5:D35セルに
正しく設定されない
「=OR(WEEKDAY($A5)=1,WEEKDAY($A5)=7,MATCH($A5,休日,0)>0)」
という数式をそれぞれ入力して、どんな値となるかを見て、MATCH関数を利用した場合に正しく設定されない理由を考えてみてください。
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