Excelは基本的に表計算ソフトなわけですが、計算の不要な普通の表を作成するソフトとしても優れています。
Webページで表を作成する場合、tableタグ・trタグ・tdタグを使ってHTMLソースを書く必要がありますが、こんなときにも
「Excelで表を作っておいて簡単にHTMLにできないかなー」
と考えたことのある方は少なくないでしょう。
そのため、ExcelからHTMLソースを吐き出すようなツールを作っている方も少ないないようです。
ですが、そんなツールを利用することなくマクロを組むこともなく、相対参照と絶対参照を利用して簡単にテーブルタグを生成する方法を、2ちゃんねるのWeb制作管理板の中で先日みつけました。
・エクセルでテーブルを組んでますが馬鹿ですか?
↑こんなタイトルのスレッドですが、馬鹿なんてとんでもありません。とても賢い方法だと思います。
(3行3列の表を作るために
A2:D2セルにテーブル用タグ、
A5:C7セルに作成したい表、
A11:A13セルに実際利用するHTMLソースを作成する例) A2セルに「<tr>」
B2セルに「<td>」
C2セルに「</td>」
D2セルに「</tr>」と入力
↓
A5:C7セルに作成したい表のデータを入力
↓
A11セルに、「
=$A$2
&$B$2
&A5
&$C$2
&$B$2
&B5
&$C$2
&$B$2
&C5
&$C$2
&$D$2
」と入力
↓
A11セルをA13セルまでオートフィル
▼サンプルファイル(001808.xls 17KByte)ダウンロード
やっていることはシンプルで、タグの部分を絶対参照に、表にしたい部分は相対参照にした数式をA11セルに入力しているだけです。(上記の例では読みやすくするためにA11セルの数式に、改行やスペースでのインデントを入れていますが、改行やインデントがなくても構いません。)
あとは、A11:A13セルをコピーして、エディタに貼り付けtableタグを入力すればできあがりです。
特に、巨大な表をコーディングしなければならないようなときに、かなり使える技じゃないかと思います。
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