Excelを代表とする表計算ソフトがもっとも得意とするのは、大量の数値計算です。
この表計算ソフトが生まれる前の時代をイメージできますか?
表計算ソフト誕生前
コンピューターは存在するけれど表計算ソフトが存在しなかった時代、大量の数値計算を行うにはプログラミングが必須でした。
その誕生前には、プログラムを組まなければできなかった大量の計算を、プログラミングなしでも可能にしたのが表計算ソフトといえます。
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プログラミングに必要な4つの概念
プログラミングに必要な概念を分類する切り口はいくつかありますが、私は以下の4つをよく考えます。
- 演算子と関数
- 変数
- 条件分岐
- ループ処理
の4つです
これら4つのプログラミングに必要な概念は、形を変えて表計算ソフトの中に組み込まれています。
演算子と関数は、ワークシート上の演算子と関数として。
変数は、参照で使われるセルとして。
条件分岐は、IF関数などとして。
ループ処理は、オートフィルなどの簡単にコピーができる仕組みとして。
表計算ソフト利用者はプログラミングに必要な概念を利用している
プログラミングに必要な概念は、ワークシート上の2次元平面に、形を変えて存在しているのです。
Excelなどの表計算ソフトを使っているということは、プログラミングに必要な概念を知らず知らずに利用しているといえるのです。
プログラミングには時間の概念が明確に存在しますが、表計算ソフトではプログラムの持つ時間軸が2次元平面に展開されていると、私は妄想しています。
最終更新日時:2019-04-15 13:09
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