例えば小学生が分数を理解するような場合。
4が2より大きいことを知っているということが、1/4が1/2より小さいことを理解することを阻害するという例は、皆さんわかっていただけるのではないでしょうか。
これは子供に限ったことではなく、人が何かを習得するときには起こり得る問題で、大人になっても勿論あります。
Excelを使いこなしていく中で乗り越えるのに一苦労する項目というと、IF関数や複合参照が思い浮かびますが、 これらの習得の難易度は、はじめにIF関数を知った例が何であったか、相対参照や絶対参照をどのように理解したかによって変わってくるように感じています。
そして最近シンプルな機能でも同じような経験をしました。
ウィンドウ枠を固定して、見出し項目を表示しておくようにする方法についてです。
見出し項目として表示しておきたい列・行の右下のセルを選択
(A列と1行目を見出し項目としたいならば、[B2]セルを選択)
↓
メニュー[ウィンドウ]−[ウィンドウ枠の固定]をクリック
まず行の見出し項目を固定してから、次に列の見出し項目を固定するのだと思ってらっしゃったらしく、行の見出し項目を固定した時点でメニューが[ウィンドウ枠固定の解除]になってしまっているので悩んでらしたのです。
Excelの参考書類やWebを見てみると、行または列の見出し項目の固定をまず紹介して、その応用や補足として行・列の見出し項目を同時に固定する方法を紹介しているケースが、たしかに多いのです。
表には行の見出し・列の見出し両方あることの方が多いはずですから、同時に固定する方を先にインストラクションして、その特殊例として行または列のいずれかの見出し項目の表示の方法をご案内する方が実はいいのかもしれない、と感じました。
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