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このネタの中で「XLSTART」というフォルダが出てきましたので、補足説明を。
▼XLSTARTフォルダとは
Excel起動時にこのフォルダ内のファイルが読み込まれる
テンプレートファイルや汎用的に利用されるマクロファイルの配置場所として利用される

XLSTARTフォルダとは、Excelスタートアップフォルダなどとも言われるフォルダで、Excelが起動するときにはこのフォルダの中にあるファイルが読み込まれます。

先日は「book」「sheet」というテンプレートファイルを置いておくフォルダとしてご紹介しましたが、もっともよく知られているXLSTARTフォルダの使用例は、個人用マクロブック = PERSONAL.XLSの置かれるフォルダとしてでしょう。

XLSTARTフォルダにあるファイルはExcel起動時に自動的に読み込まれ、また、マクロなどが含まれていても警告は表示されません。

そのため、ここに汎用的に使われるマクロを含んだファイルを置いておけば、どのExcelファイルでも利用可能になり警告メッセージも表示されないために便利なのです。

もっとも、
そのことを悪用する人が存在するのもまた現実です。

Excelマクロウィルスの多くは、Excel起動時にはXLSTARTフォルダのファイルを読み込むこと、XLSTARTフォルダ内にあるマクロを含んだファイル読み込み時には何の警告メッセージも出ないことを悪用しているのです。(ですからExcelマクロウィルスを手作業で駆除する場合、XLSTARTフォルダ内のファイルを削除するという工程が生じます。)

XLSTARTフォルダ関連の注意点としては、XLSTARTフォルダにExcelで読めないファイルを置いてはいけないということがあります。

Excel起動時にExcelが必ず読みに行くフォルダであるため、XLSTARTフォルダにExcelが認識できないようなファイルが存在すると
「ファイル形式が正しくありません。」
「このファイルの形式を認識できません。」
といったエラーメッセージが表示されます。

なかなか便利なXLSTARTフォルダですが、Excel起動時に必ず読み込みに行くフォルダであるという基本と、注意点があるということをまずはご理解ください。

関連語句
startup folder

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