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列が右からはじまった・逆向きになった−オプション-インターナショナル-右から左

対象:Excel2002, Excel2003

このサイトで
「エクセルの列がいきなり右からはじまった」
といった検索が行われていました。

英語や、日本語を横書きにする場合、文字は左から右に書きます。

しかし言語によっては、右から左に書くものもあります。有名なのはアラビア語・アラビア文字でしょう。アラビア文字では、右から左に横書きをしていきます。

最近のExcelでは、このような言語にも対応できるように、簡単に列の並びを右から左にすることができます。

そのような、右から左に書く言語向けの設定が行われているExcelのファイル・シートをご覧になった方が、先のような検索をなさったものと推測しています。

ちなみにどのような状態になるかというと、下図のような状態になります。

列が右からはじまった・逆向きになった

A列が一番右にきて、行番号見出しも右側に、シート見出しも右のほうに配置されます。逆にスクロールバーは左のほうに表示されます。

実物をご覧になりたいという方はサンプルファイルをどうぞ。

▼サンプルファイル(003581.xls 38KByte)ダウンロード

サンプルファイルは列が右から左へ表示されるよう設定した上で、参考までに、A1:A7セルに今日から1週間の日付が表示される数式を入力して、
「[$-401]yyyy mmmm dd dddd」
という書式設定をしてあります。

「$-401」がサウジアラビアで使われているアラビア語を示すロケールIDで、「yyyy mmmm dd dddd」はExcelをちゃんと使っている方にはおなじみの、日付の書式記号を使った日付書式です。

比較のためにB1:B7セルには
「yyyy mmmm dd dddd」
というロケールIDなしの日付書式を設定してあります。

残念ながら私はアラビア文字をまったく読めませんが、「曜日、アラビア語」「月の名前、アラビア語」を拝見すると、「[$-401]yyyy mmmm dd dddd」を指定したA1:A7セルにはそれっぽい文字が表示されていることが確認できます。

ちなみに、
この「[$-401]yyyy mmmm dd dddd」というユーザー定義書式を行うことで、曜日や月がアラビア文字で表示される件は、列が右からはじまる件とは無関係です。あくまでも、アラビア文字を使っている方がどんな表示を見ているのかを体験してみるために、あえて入れてあるだけですので、そこは誤解なさらないでください。

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で、、
右から左に表示されている列を、日本人にとって一般的な左から右に戻すには以下の操作を行ってください。
▼操作手順:列の並びを左から右にする
メニュー[ツール]−[オプション]をクリック
 ↓
[オプション]ダイアログ−[インターナショナル]タブをクリック
 ↓
[右から左]欄
 −[標準の方向]欄の「左から右」オプションを選択し
 −[現在のシートを右から左へ表示する]チェックボックスをOffに
 ↓
[オプション]ダイアログ−[OK]ボタンをクリック

[オプション]ダイアログ−[インターナショナル]タブ−[右から左]欄の[標準の方向]で「右から左」オプションが選ばれ、[現在のシートを右から左へ表示する]チェックボックスがOnになっているために、列が右から左に表示されていたわけです。

その設定を上記の手順で解除すれば、日本人にとって馴染み深い、列が左から右に並んだ状態になります。

なお、Excel 2007ではユーザーインターフェースが変更になったことなども絡んで、操作手順がまったく異なります。上記の操作手順は、Excel 2002・2003で有効なものです。

Excel 2007での具体的な操作手順は、近日中に別途ご紹介させていただきます。

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