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よくあるのは、CSVファイルを受け取ったのでMDBファイルにインポートをしてみたのだが、半角・全角、大文字・小文字が統一されていないので、更新クエリで変換をしたいといった場合です。
▼操作方法:文字種を変換する更新クエリを作成する
(住所録の「番地」フィールドを半角にする例)
更新クエリのデザインビューで「番地」フィールドの[レコードの更新]欄に、
StrConv([番地],8)
と入力
(住所録の「番地」フィールドを半角にする例)
更新クエリのデザインビューで「番地」フィールドの[レコードの更新]欄に、
StrConv([番地],8)
と入力
上記の更新クエリを実行すれば、「番地」フィールドの半角変換可能な文字が半角文字となります。
StrConv関数は第1引数で変換したい文字列を指定し、第2引数でどう変換するのかを指定します。
Excelのワークシート関数では、UPPER・LOWER・PROPER・JIS・ASCというように別々の関数が用意されているわけですが、AccessではStrConv関数の引数によって変換方法を切り替えるというわけです。
第2引数では以下のような指定ができます。(他にも指定できる値がありますが、詳細はヘルプを確認してください。)変換内容 | 値 | 定数 |
---|---|---|
小文字→大文字 | 1 | vbUpperCase |
大文字→小文字 | 2 | vbLowerCase |
単語の先頭文字を大文字に | 3 | vbProperCase |
半角→全角 | 4 | vbWide |
全角→半角 | 8 | vbNarrow |
ひらがな→カタカナ | 16 | vbKatakana |
カタカナ→ひらがな | 32 | vbHiragana |
VBAの場合、値と定数どちらを使っても指定できますが、コードの読みやすさから定数を使って指示をする方がいいでしょう。
クエリでも定数が使えるといいのですが、残念ながらクエリなどでは定数指定できないので、「StrConv([番地],8)」のように値で指定してください。
第2引数の指定を工夫すれば、一気に複数の変換もできます。
例えば小文字→大文字変換と全角→半角変換を同時に行なうのであれば、第2引数を「1+8」または「9」と指定します。VBAであれば「vbUpperCase + vbNarrow」と指定するのがわかりやすいでしょう。
関連語句
半角変換するには
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