対象:Access97, Access2000, Access2002, Access2003
データベースでもっとも身近なものといえば、住所録でしょう。
はじめにしっかりテーブル設計していれば、住所のフィールドは3つから4つ程度に分けておくケースが多いと思います。
都道府県名のフィールド、市区名から番地のフィールド(番地部分だけを別フィールドにするケースも)、建物名のフィールド。
都道府県名は別にマスタテーブルを作成して、都道府県コードでリレーションするというケースもあるでしょう。
[スポンサードリンク]
ところが実務で運用しながらできてきた住所録はこんな設計は行われていないことが多く、住所すべてが一つのフィールドになっているということは、よくある話です。
そんなテーブルから、都道府県名だけを取得したいということもよくある話です。
▼操作手順 : 住所から県名だけを取得する選択クエリを作成する
(「住所」というフィールドに都道府県名も含まれた「住所録」テーブルの例です)
[データベースウィンドウ]−[クエリ]をクリック
↓
[データベースウィンドウ]−[新規作成]をクリック
↓
[新しいクエリ]ダイアログ−[デザインビュー]を選択後[OK]ボタンをクリック
↓
[テーブルの表示]ダイアログで「住所録」テーブルを選択後[追加]ボタンをクリック
↓
[テーブルの表示]ダイアログ−[閉じる]ボタンをクリック
↓
クエリのデザインビューでフィールドに、
「都道府県:Left([住所],InStr([住所],"県"))」
と入力
↓
メニュー[クエリ]−[実行]をクリック
「都道府県:Left([住所],InStr([住所],"県"))」という記述がポイントです。
(「住所」というフィールドに都道府県名も含まれた「住所録」テーブルの例です)
[データベースウィンドウ]−[クエリ]をクリック
↓
[データベースウィンドウ]−[新規作成]をクリック
↓
[新しいクエリ]ダイアログ−[デザインビュー]を選択後[OK]ボタンをクリック
↓
[テーブルの表示]ダイアログで「住所録」テーブルを選択後[追加]ボタンをクリック
↓
[テーブルの表示]ダイアログ−[閉じる]ボタンをクリック
↓
クエリのデザインビューでフィールドに、
「都道府県:Left([住所],InStr([住所],"県"))」
と入力
↓
メニュー[クエリ]−[実行]をクリック
はじめの「都道府県」はクエリ上で新しく作るフィールドの見出し。
InStr関数は、第1引数([住所]フィールド)から第2引数の文字("県")までの文字数を取得します。
Left関数は、第1引数([住所]フィールド)から第2引数(InStr関数を使って取得した"県"という文字まで)分の文字列を取得する関数です。
関連語句
住所から都道府県名のみ取り出す
[スポンサードリンク]
- Newer:日付を漢数字で表示−[DBNum1]
- Older:図形を細かく動かす
Home » Access(アクセス)の使い方 » 住所から県名だけを取得したい−Left関数・InStr関数